ポスト・ロック~ミニマルの未来を紡ぐ
即興音楽集団キャロライン待望のデビュー・アルバム発売決定!!
デビュー・シングルたった1曲でAIMアワードの「Ones To Watch(注目されるべきアーティスト)」にノミネートされ、注目を集めてきたロンドンの8人組即興音楽集団キャロラインが満を持して〈Rough Trade〉よりデビュー・アルバムをリリース!!
本作はアルバム・ヴァージョンとしてより深淵な世界観でリスナーの感性に染み込んでいく冒頭曲「Dark blue」、エモ、アパラチアン・フォークからミニマル・ミュージックを出自とするバンドの音楽背景がゆっくりと美しく交錯する大曲「skydiving onto the library roof」、微細な息吹から徐々に増幅していくアコースティック・ギターのアンサンブルとシンプルで耳に残るメロディがリフレインするヴォーカル曲「IWR」といった先行シングルを含む全10曲を収録。
セルフ・タイトルを冠したアルバムはブラック・ミディやランカムといったバンドとの仕事も記憶に新しいジョン・スパッド・マーフィーがミックスを担当。
雪崩を起こしたシカゴ音響、UKフォーク、アヴァン・ジャズ、ポスト・ロックがミニマルに溶け合うさまをスローモーションで撮影したかのような新たな音楽大河がここに誕生。
発売・販売元 提供資料(2021/11/11)
デビュー・シングルのみで大注目を集めたというロンドンの8人組即興音楽集団が、待望のファースト・アルバムを完成。アコースティック・ギターのミニマルなアンサンブルを活かしたヴォーカル曲"IWR"などもすでに絶賛されていて、UKフォークやジャズ、ポスト・ロックなどが融合した音像はかつての音響派を思い起こさせる興味深いもの。20年経って何かが一巡りしたような、あのアヴァンな心地良さを思い出す人も多そうだ。
bounce (C)香椎 恵
タワーレコード(vol.459(2022年2月25日発行号)掲載)