エッシーボンズ・スペシャル 1973-1984 ガーナ・ミュージック・パワー・ハウス

1970年代から80年代に録音されたアフリカ各地のレアー・グルーヴ音源をリイシューするドイツの復刻専門レーベル＜Analog Africa＞からリリースされる今回の新譜は、ガーナ伝説のレコードレーベル＜エッシーボンズ＞に残された1973年から84年までのコンピレーション作品。ハイライフ～アフロビート～アフロ・ファンクに強いことで知られている同レーベルにとって70年代半ば～80年代はまさに黄金期。この時代のエッシーボンズを代表するアーティストといえば、 E.T.メンサーに並ぶガーナ・ハイライフシーンの大御所:C.K.マン、 ファンキー・ハイライフの立役者ジェドゥブレイ アンボリー、ハイライフ・シーンきっての偉大なシンガー:コフィ・パパ・ヤンソン、独特なキーボード/シンセ使いでお馴染みのアーネスト・ハニー、J.B. にも似たファンク・グルーヴを持つロブ (ロイ・レインドルフ)、そしてガーナ音楽界伝説の巨匠エボ・テイラーなど、そうそうたる面々がその名を連ねます。アフロ・レア・グルーヴ・ファンの方にはたまらないラインナップであると言えるでしょう。 (C)RS

1970年代から80年代に録音されたアフリカ各地のレアー・グルーヴ音源をリイシューするドイツの復刻専門レーベル"Analog Africa"。同梱された詳細な解説と貴重写真を掲載したフルカラー仕様の豪華ブックレットも毎回話題を呼んでいます。

そんな同社からリリースされる今回の新譜は、ガーナ伝説のレコード・レーベル〈エッシーボンズ〉に残された1973年から84年までのコンピレーション作品です。ハイライフ～アフロビート～アフロ・ファンクに強いことで知られている同レーベルにとって70年代半ば～80年代はまさに黄金期。この時代のエッシーボンズを代表するアーティストといえば、E.T.メンサーに並ぶガーナ・ハイライフ・シーンの大御所:C.K.マン、ファンキー・ハイライフの立役者ジェドゥ・ブレイ・アンボリー、ハイライフ・シーンきっての偉大なシンガー:コフィ・パパ・ヤンソン、独特なキーボード/シンセ使いでお馴染みのアーネスト・ハニー、J.B.にも似たファンク・グルーヴを持つロブ(・ロイ・レインドルフ)、そしてガーナ音楽界伝説の巨匠エボ・テイラーなど、そうそうたる面々がその名を連ねます。アフロ・レア・グルーヴ・ファンの方にはたまらないラインナップであると言えるでしょう。

今回の作品を制作するにあたり、レーベル設立者である伝説のプロデューサー:ディック・エッシフィー=ボンジー氏所有のマスターテープのデジタル・アーカイヴ化が行われました。そのマスターテープの数は膨大なものだったそうです。そのデジタル化作業の際に、偶然にも当時何らかの理由でお蔵入りとなってしまったアフロビートおよびインスト・ナンバーの傑作が多数発見されました。知る人ぞ知る人気ナンバーはもとよりですが、本作にはそんな珠玉の発掘音源もたっぷりと収められています。ちなみに音源提供者であるエッシフィー=ボンジー氏はガーナ・ミュージック・シーンにおいて数々の栄誉に輝いた重要人物でしたが、残念ながら作品完成の日の目を見ることなく2020年に逝去されました。そのような理由もあり、本作は彼の偉大な功績を讃える追悼盤としての意味合いも持ち合わせています。
冒頭はアーネスト・ハニーによるキーボード/シンセ・メインのジャジーなインスト・アフロビート・ナンバーからスタート。こちらは史上初リリースとなりますので是非お楽しみに!続いてタイトなリズムセクションと力強いホーン、そして自由度の高いキーボード演奏のアンサンブルが絶妙なジョー・メアーによるファンキーな[2]、C.K.マンによる知る人ぞ知るメロウ・グルーヴの大傑作[3]が登場。他にもサントロフィ・アンサによる野太いベース・トラックが印象的なアフロ・ファンク[4]や、フェラ・クティ周辺のアフロビート好きにはたまらないダンサブルなブラック・マスターズ・バンドによる[11]、サウンドウェイ・レーベルから2009年にリリースされたハイライフ～アフロビートの大人気コンピレーション作品"Ghana Special: Modern Highlife, Afro-Sounds & Ghanaian Blues 1968-81"にも収録されたサワーバ・サウンズによる[12]など、同レーベル黄金期ならではのファンキーな魅力に満ちた全14曲を収録しています。