これまでマーキュリー・プライズにノミネートされたNadine ShahやSons Of KemetやPolar Bearsなどにも参加し、"UKニュー・ジャズ・ウェーヴのゴッドファーザー"との異名を持つサックス奏者/ソングライターPete Wareham率いるUKジャズにおける異色のニュー・ジャズ・バンド、Melt Yourself Downが2年ぶりとなる待望のニュー・アルバムをDECCAから発表!
Kushal Gaya(vo)とPete Wareham(sax,key,vo)を中心にGeorge Crowley(ts,vo),Ruth Goller(b,vo),Adam Betts(ds,vo),Zands Duggan(perc,vo)によるバンド演奏をBen Hillier(Nadine Shah, Depeche Modeなど)がプロデュース。
このアルバムは、パンク、ロック、ジャズではなく、ジャンル的に「オルタナティブ」としているが、これらのジャンルを敬遠したいわけではなく、バンドの歴史やストーリーを考えると、特にジャズに傾倒する必要があることをご理解ください。
本作に関するバンドからのコメントは以下。(このようにして生まれました。)
"自分たちが適合しないことを、弱点ではなく強みと捉えることを学びます。私たちは典型的なタイプに適合しません-あまりにも長い間、これは問題のように感じられてきました。マーケティングは原型に依存していますが、詩やアートは原型を利用することに依存しています。ミュージシャンとして、私たちはマーケティングに対処しなければなりませんが、私たちは「私たちは適合しません」「私たちは隙間にいます」「私たち自身以外の誰にもリプリゼンされていません」と言う機会があるのです。"
発売・販売元 提供資料(2021/12/13)
圧倒的な熱量でラウドかつ攻撃的な音をかき鳴らし、ジャズともロックともアフロビートとも違うカテゴライズ不可の異色の音色を奏でるバンド、メルト・ユアセルフ・ダウンのデッカ移籍後2作目にして通算4枚目のフル・アルバム。冒頭から蒸し暑さすら感じさせる情熱的なビートと強烈なベースラインはまさにシグネチャー・サウンドと言っていいだろう。個人的には炎天下の野外で聴きたいバンドNo.1である。
bounce (C)長谷川義和
タワーレコード(vol.460(2022年3月25日発行号)掲載)