フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
輸入盤:国内流通仕様 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2021年12月10日 |
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規格品番 |
AMIP-0269 |
レーベル |
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SKU |
4532813342696 |
「LOST JAPANESE MOOD」(失われた日本のムード)をテーマに、アンビエント・ミュージックやミュージック・コンクレートを融合させて、時とともに忘れ去られる日本の古い歴史の瞬間をノスタルジックな音の情景に再構築した3部作『怪談』『小町』『古風』で非常に高い評価を得てきた冥丁。前作『古風』をリリース後、冥丁は『古風』制作のために完成させたトラックがまだ47曲ほどあることに気づき、『古風』の世界観をさらに拡張しながら、より深く日本人のアイデンティティーについて思いを巡らせた本作『古風 II』を制作した。
アルバムは陽気な口笛から虫の音や和楽器などの賑やかなハーモニーで幕を開ける。続く「八百八町」(M-3)ではピッチシフトしたボーカル・サンプルやユニークなビートでかつての江戸の活気を表現し、メランコリックな雰囲気の「カヲル」(M-4)では、冥丁が亡き祖母に捧げたアルバム『小町』制作時のセッションを用いて彼女に送る最後のレクイエムを奏でている。アルバム後半の「茶寮」(M-10)では、一音一音が筆の運びのようなシンセ音の繰り返しの中に静けさを感じさせる。この曲は、冥丁が祖母の家で眺めていた水墨画からインスピレーションを得たもので、彼が以前訪れた茶室の印象と結び付けたという。「朽ち果てた土壁や色褪せた畳に感動を覚え、その小さな部屋に漂う宇宙的な時間の流れを音楽にしてみようと思った。」と冥丁は語る。また、非常にドラマチックな展開を見せる「黒澤 明」(M-11)では、日本の豊かな伝統と第2次世界大戦後の混乱を等しく描いた黒澤作品と深く共鳴している。
冥丁は長年に渡り、彼の思い描く日本らしさや日本人らしさを見つけ出そうとしてきたが、過去3枚のアルバムでその答えを求めた後、本作でさらに多くの疑問を投げかけている。過去を振り返ることで、より明確な現在を得ることができるのか?「LOST JAPANESE MOOD」をとらえた後、現代社会の中で日本はどこへ向かうのか?『古風II』は、さまざまなムードと質感のある音の断片の中で、我々に過去との関係を見直すことを提案している。
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:39:01
帯付
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現在のエレクトロ/アンビエントシーンで大きな注目を集める電子音楽家=冥丁が昨年リリースされた『古風』の世界観をさらに広げた続編をリリース"失われた日本のムード"というコンセプトのもと製作された楽曲たちは、緻密に計算されたビートや日本語のサンプリング、和楽器の音色で江戸~明治時代の古き良き瞬間を抒情的に表現している。先行配信曲「黒澤 明」はアルバム終盤に相応しい、波乱の時代のダイナミズムを感じることができる。過去の4枚のアルバムをリリースし、長きにわたり"日本らしさを"追究してきた冥丁。過去の日本文化の美点を振り返り、私たち自身でもその答えを見つけたい。
intoxicate (C)石田真生タワーレコード (vol.155(2021年12月10日発行号)掲載)
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