新世代ジャズ黄金期の象徴、カマシ・ワシントン!
衝撃のデビュー・アルバムであり、3枚組170分超えの超大作『The Epic』に《Jazz The New Chapter》柳樂光隆氏による新たな解説書を追加した新装盤が発売決定!
新世代ジャズ黄金期の象徴、カマシ・ワシントン衝撃のデビュー・アルバム!
デビュー前からフライング・ロータス、ケンドリック・ラマー、コモン、サンダーキャットが絶賛し、デビュー作とは思えないスケールで、総勢60名以上のLAジャズ先鋭メンバーが参加した3枚組170分超えの超大作『The Epic』が、《Jazz The New Chapter》シリーズの監修者である柳樂光隆氏による新たな解説書を追加した新装盤で登場!
ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、ケニー・バレル、ジェラルド・ウィルソン…錚々たるジャズ・ジャイアンツ達に加え、チャカ・カーン、ローリン・ヒル、スヌープ・ドッグのバック・バンドを務め、ジャンルの垣根を越えてその才能を開花させてきたLAジャズ最重要プレイヤーのひとりカマシ・ワシントンが、フライング・ロータス制作総指揮のもと完成させた初のリーダー作品にして、3枚組170分超えの超大作。
『The Epic』を聴くことで、現代のジャズから、リアリティを持って、LAジャズの遺産に触れることができるようになった。ある意味で『The Epic』はジャズ史を書き換えるような、批評的な意味さえ獲得している、とさえ断言してもいいだろう。(解説書より一部抜粋)
ケンドリック・ラマーの代表作『To Pimp a Butterfly』に同じく参加したサンダーキャットやフライング・ロータスと共に、新世代ジャズが注目を集めるきっかけとなったカマシ・ワシントン。ベースにはサンダーキャットとマイルズ・モスリー、ドラムにロナルド・ブルーナーとトニー・オースティン、鍵盤にはブランドン・コールマンとキャメロン・グレーヴスをはじめとするネクスト・ステップの面々に加え、32名のオーケストラと20名のコーラスが参加した総勢60名以上のLAサウス・セントラルの気鋭ジャズメンたちとともに制作された本作は、LAジャズというコミュニティーが受け継いできた遺産や積み重ねてきた歴史、その中で育まれた新たな才能や彼らの類稀な演奏能力のすべてがカマシ・ワシントンという強烈な象徴のもとに集い生まれた奇跡の大名盤である。
本新装盤には、柳樂光隆氏が本作誕生までの背景や参加ミュージシャンを解説した2015年版の解説書に加え、カマシ・ワシントンを輩出した西海岸のジャズ史をさらに深く掘り下げつつ、本作がその後どれほど大きな影響をシーンに与え、またカマシ・ワシントンがその後どのように成長していったかを紐解いた新たな解説書が封入される。
発売・販売元 提供資料(2021/10/27)
西海岸シーン出身にしてスピリチュアルで個性豊かなその音楽性に早耳リスナーからは秘かに注目されていた管豪カマシ・ワシントン(sax)。西海岸在住の先人ハーヴィー・メイソン(ds)に気に入られ、近作にも起用され来日も果たしていた。満を持してのリリースは、フライング・ロータス監修による3枚組170分超えの超大作。総勢60名以上のサポートを得て制作されたまさしくエピックな問題作は、売り手の危惧をものともせず大反響好セールスを記録。スピリチュアル、アフロ、ハードバップ、モードジャズが濃密にゴッタ煮された旨味は極めて濃厚ながら、その満足度は聴き込むほどに納得の逸品。
intoxicate (C)稲田利之
タワーレコード(vol.116(2015年6月10日発行号)掲載)
サンダーキャットやロバート・グラスパーと並んでケンドリック・ラマー『To Pimp A Butterfly』へ参加したことも話題となったLAシーンの最重要プレイヤーが、ブレインフィーダーと契約して噂の大作をいよいよ世に問う。3枚組170分超えという物理的なヴォリュームもさることながら、スピリチュアルなサックスを囲む総員のスケールとイマジネーションの密度が文字通りのとんでもない一大叙事詩だ。必聴。
bounce (C)香椎恵
タワーレコード(vol.379(2015年5月25日発行号)掲載)
壮大な世界観に圧倒されました。カマシのフリーキーなサックスも聞きごたえ十分だが、ここは敢えて“The Rhythm Changes”“Henrietta Our Hero”のボーカル曲の素晴らしさをあげておく。