ジャズ・ブラジルの影響を感じる美しいメロディーと優しい歌声に注目。
優しい歌声に美しいメロディー。そんな謳い文句はあまたであるが、2020年ぐらいから気になっていたSSWの松木美定は別格。そんな彼の7インチアナログ作品。SIDE-Aはジャズをベースとしたキラキラしたアレンジが輝く1曲。SIDE-Bはボサノヴァ風のリズムにのせての心地良い1曲。2022年の活動からも目が離せない。
(C)池袋店:柴野 直史
タワーレコード(2022/01/21)
ジャズ界からPOPSシーンへ。美しいメロディとソフトで魅惑的な歌声が魅力のシンガーソングライター、松木美定の新曲が7inchアナログ化!
コロナ禍で思うように制作できず、時間をかけてようやく完成させた力作。特にSIDE-A「ルミネッセンスで貫いて」は1曲の中に、様々な音楽的要素が詰まっており、聴きごたえ十分な仕上がり。イントロの優しい印象から、徐々にオケの厚みが増し、2コーラス目に入ってからは、彼のルーツであるジャズが一気に噴き出し、その複雑なアレンジと優美な歌がたたみかけるように展開していく様に、聴くものをドキッとさせる仕掛けがいっぱい。コロナ禍の気分が落ち込むような時だからこそ、輝かしくてロマンチックな曲を作りたいなと思って制作スタート。
イメージの源は「宝石の国」というアニメで、そこから宝石の本を購入、アートワークを作り、そこからメロディが生まれていったという。そして、SIDE-B「甘い雨の舞踏」は2013年頃に作った曲で、もともとはスウィングだったものをボサノヴァみたいなリズムに変えて制作。当時の自分でしか書けない曲だからこそ新鮮で、自己紹介的な意味で収録するに至った。
発売・販売元 提供資料(2021/10/22)