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ラドゥ・ルプーは語らない。 沈黙のピアニストをたどる20の素描(デッサン)

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フォーマット 書籍
発売日 2021年11月19日
国内/輸入 国内
出版社アルテスパブリッシング
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784865592450
ページ数 232
判型 46

構成数 : 1枚

写真でたどるラドゥ・ルプー
はじめに(板垣千佳子)

part I 20のインタビューと寄稿によるラドゥ・ルプーの物語

寄稿|サー・アンドラーシュ・シフ|ピアニスト
ルプーに捧ぐ
Hommage à Lupu

インタビュー|ミッシャ・マイスキー|チェロ奏者
ラドゥとの出会いはとても重要で、
音楽づくりは私にとって特別な時間でした。

寄稿|ボリス・ペトルシャンスキー|ピアニスト
モスクワでのルプーとの思い出は
私の記憶に深く焼きついています。

寄稿|アンヌ・ケフェレック|ピアニスト
最初の音を聴いた瞬間に心に広がった
感動と賞賛を一生忘れないでしょう。

インタビュー|チョン・キョンファ|ヴァイオリニスト
ラドゥの音楽の魔法の力によって
聴き手の魂は天空へと放たれます。

インタビュー|ディディエ・ド・コッティニー|オーケストラ事務局長
友人として、録音嫌いのラドゥをもう困らせたくないのです。

インタビュー|ジェシカ・ナスミス&ロビン・ラフ|マネージャー、BBCディレクター
インタビューを受けない理由──
「何か語れるとしたら音楽を通してだけだ」

インタビュー|ガスリー・リューク|ピアニスト
数多く聴いたラドゥの"歌"。
衝撃のあまりピアノの前に座れなくなったことも。

寄稿|ジェニー・フォーゲル|マネージャー
あわやキャンセル、
ニューヨークの凍える夜の散歩

インタビュー|ヘレン・ターナー|マネージャー
誇り高き完璧主義者。
でも、マネージャーを困らせる人ではありませんでした。

インタビュー|ダニエル・バレンボイム|指揮者、ピアニスト
ラドゥとは音楽を通してお互いを知り尽くしているので、
特別な親近感を感じます。

インタビュー|フランツ・ウェルザー=メスト|指揮者
ラドゥと共有した「美しさの追求」。
私たちは音楽的に理解しあっていました。

寄稿|フィリップ・カサール|ピアニスト
ラドゥ・ルプーが小声で明かしてくれる
内なる世界の景色。

インタビュー|ジャン゠エフラム・バヴゼ|ピアニスト
人生に迷う私にラドゥが教えてくれた音楽づくりの哲学。

インタビュー|ミシェル・ブランディス|調律師
それはピアノの音ではなく、「ラドゥ・ルプーの音」なのです。

インタビュー|ネルソン&ルスダン・ゲルナー|ピアニスト
魅力と発見にあふれたアドバイス。
彼の言葉はすべて私の心に刻まれています。

インタビュー|ユリアンナ・アヴデーエワ|ピアニスト
ラドゥのロシア語はとても豊かです。
聞き上手で、いつも何かを与えてくれる人です。

インタビュー|チョ・ソンジン|ピアニスト
「教えない、聴くだけだよ」
ラドゥのローザンヌでのレッスンで──

寄稿|スティーヴン・イッサーリス|チェロ奏者
ラドゥ・ルプーとの旅の軌跡

寄稿|エリザベス・ウィルソン|作家
ラドゥ・ルプー
──モスクワでの学生時代の思い出をたどって。

part II ルプーのほうへ(青澤隆明)
ルプーの音楽はどこからやってきたのか

物語の終わりに(板垣千佳子)

ラド ...

  1. 1.[書籍]

「1000人に1人のリリシスト」と讃えられながら、インタビューも録音も拒んで引退した伝説のピアニスト。
親友たち20人の証言・寄稿により、その素顔が明らかになる。
日本オリジナル企画にして、本人が公認する唯一の書籍が誕生!

「音楽について聞かれても、何か語れるとしたら、自分の音楽を通してだけだ」
ルーマニアの生んだ至高のピアニスト、ラドゥ・ルプー。
「1000人に1人のリリシスト」と讃えられながら、1993年以降いっさいの録音や放送収録、インタビューを拒み、2018~19年のシーズンを後にコンサートからも引退。
伝説のピアニストとなったルプーの素顔を、彼を敬愛する20人の音楽家、関係者などの寄稿やインタビューで描きだす。

サー・アンドラーシュ・シフ、ダニエル・バレンボイム、ミッシャ・マイスキー、フランツ・ウェルザー=メスト、スティーヴン・イッサーリス、アンヌ・ケフェレック、ユリアンナ・アヴデーエワ、チョ・ソンジン、フィリップ・カサール、ジャン=エフラム・バヴゼ、ネルソン&ルスダン・ゲルナー、元マネージャー、ディレクター、調律師、元夫人などが登場。

口絵にはルプー夫妻提供の貴重な写真を掲載!
音楽評論家・青澤隆明による珠玉のルプー論も収録。

作品の情報

メイン
編集: 板垣千佳子

その他
フィーチャードアーティスト: ラドゥ・ルプー

商品の紹介

まさしく孤高の存在であり、彼を知る名だたる演奏家たちが心からの賛辞を惜しまない。長年の友、シフの敬愛に満ちた手紙に始まる20のインタヴューと寄稿から親愛と共に浮かび上がるのは、ルプーの音楽のマジカルな魅力、彼の足跡、そしてアティテュードの顕現である。そこへ織り込まれた様々な事柄は、読み手に数多くの豊かな示唆を与えてくれるはずだ。ルプーは90年代を最後に録音を止め、2019年6月の演奏会をもって密やかに引退した。彼はインタヴューも受け付けない。著者にしか成しえなかったこの書から立ち昇るルプーの姿、ルプーの声。ルプーが奏でる音楽に立ち戻り、そこで彼が語ることに耳を傾けたい。
intoxicate (C)森山慶方
タワーレコード(vol.155(2021年12月10日発行号)掲載)

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