「世界一のテナー」が華やかに、しっとりと歌い上げるクリスマス名曲の花束。
ベストセラーとなったアルバムに新録音7曲を加えてさらにパワーアップ!
限定プレス重量盤LPも発売!
ヨナス・カウフマンからの素晴らしいクリスマス・プレゼントは、2枚組のクリスマス名曲集!カウフマンが、自らのクリスマスの思い出や喜びをこめて、親しみ深いクリスマス・キャロルや愛唱曲をたっぷりと披露してくれます。古くからのキリスト教の賛美歌から現代のポップ・クラシックまで、クリスマスの多くの側面が反映されたカウフマンお気に入りが何と49曲も!昨年発売され全世界でベストセラーを記録した「イッツ・クリスマス!」の拡大盤です。
「クリスマスについては、いくつもの思い出がありますよ。クリスマスは、いろいろと物事を思案し、記憶をたどる時期であり、喜びと光の祭典でもあるのです」と、カウフマンはライナーノーツに書いています。8歳の時、カウフマン家の活気に満ちた音楽的なクリスマス・イブを鮮やかに描写した文章が学校賞を受賞し、ミュンヘンの新聞のトップページに掲載されて以来、彼にとってクリスマスは特別な意味を持っています。彼が'このアルバムに選んだ曲には、その幸せな経験と、感謝の礼拝から家族や友人とのお祝いの幸福感まで、クリスマス・ホリディの多くの感情と喜びが反映されています。
伝統的なドイツのクリスマス・ソングは、まさにカウフマンが子供の頃に、毎年クリスマス・イブに家族と一緒にクリスマスツリーの周りで歌ったもの。忘れられないイギリスのキャロル(「御使いうたいて」「木枯らし寒く吹きすさび」)や、「さやかに星はきらめき」や「きよしこの夜」などの世界的に愛されている曲も含まれています。ハープ伴奏による比較的珍しい、しかしほっこりするドイツ・アルプスのクリスマス・ソング含まれています。さらに、アメリカン・ポップスのホリデイソングの定番である「レット・イット・スノー」「ウィンター・ワンダーランド」「ザ・クリスマス・ソング」「ささやかでも楽しいクリスマスを」「ホワイト・クリスマス」と、文字通りクリスマスの大盤振る舞い!カウフマンにとって、これらのカジュアルで親密なホリディクラシックは特別な思い出を呼び戻します。「みんなが贈り物と包装紙の山に囲まれた木の周りに座った瞬間、それまでの疲れも吹っ飛んで大喜びでした。そして私の父は、レコードコレクションを持ち出して、ビング・クロスビー、フランク・シナトラ、エラ・フィッツジェラルドなどのジャズのレコードをかけてくれたのです・・・」と彼は回想します。
このアルバムでは、聖フロリアン少年合唱団、ザルツブルク・バッハ合唱団、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団、そしてフローリアン・ペダルニヒのチロル地方のハープによる伴奏。ケルン・スタジオ・ビッグ・バンドと、ゲストとしてティル・ブレナー(トランペット&フリューゲルホルン)が参加しています。
ソニー・ミュージック
発売・販売元 提供資料(2021/10/08)
With Its Christmas!, tenor Jonas Kaufmann delivers something for almost everyone, except perhaps fans of traditional classical holiday repertory: there are standard carols in German and English, traditional German tunes including dialect pieces in which Kaufmann seems quite comfortable, a French carol that calls forth a hitherto unknown voice from the tenor, and, probably controversially, a concluding sequence of American pop songs accompanied by the Cologne Studio Big Band, including, believe it or not, All I Want for Christmas is You. Other tunes are accompanied by the Mozarteum Orchestra or simple plucked accompaniments. One may be tempted to assert that Kaufmann has, in fact, delivered something for almost everyone not to like, but its worth giving him a chance and accepting the album on its own terms. The unifying conceit is that the pieces are a personal collection from Kaufmann, and thats believable enough: the album has a flavor of trying to put a personal stamp on a wide variety of material. Notably, Kaufmann performs a couple of hymns (Silent Night/Stille Nacht) twice; its as if hes trying to emphasize the range of expression here. Surely listeners will be able to list complaints. Kaufmanns accents in English are multiple, often settling into an unclassifiable mixture of British and American, and the big band arrangements seem a bit forced, as German jazz often may. All I Want for Christmas is You is actually among the more successful pop numbers. Nowhere does Kaufmann seem really unconnected to his material, and thats saying a lot here. Those who think their collections of Christmas music have exhausted all the possibilities will find a counterexample in this release.
Rovi
コロナ禍に自宅で録音された《至福の時》や無観客で開催されたウィーン・フィルのサマーナイトコンサート2020に続くカウフマンの『イッツ・クリスマス!』は前二者と全く雰囲気の変わったクリスマス・アルバム。一部2019年の録音もあるものの多くは2020年の7月から8月にかけて録音されたもの。クリスマス・アルバムとしては珍しく2枚組に40曲ものクリスマス・ソングを収録。定番の《きよしこの夜》などから《レット・イット・スノー》や《ウィンター・ワンダーランド》のようなポピュラー曲までをオーケストラ伴奏やハープ伴奏、合唱も加わったり、ビッグ・バンドとの共演などバラエティーに富んだアレンジで楽しめるアルバム。
intoxicate (C)西川智之
タワーレコード(vol.149(2020年12月10日発行号)掲載)