ピアニスト・本田聖嗣の自主制作アルバム
ふたりの名歌手を迎えてあたたかく紡がれる歌
ふるさとへの思いが心に染みる1枚
パリでミシェル・ベロフ、アンリ・バルダらに師事した経歴を持ち、現在インターネットラジオ「OTTAVA」のプレゼンターとしても活躍するピアニスト・本田聖嗣の自主制作アルバムです。本田の友人でありバッハ・コレギウム・ジャパンなどで活躍する2人の歌手、澤江衣里と中嶋克彦を迎えての歌曲集。評判の良かった演奏会のプログラムをもとにCD化したもので、日本歌曲からイギリス歌曲、カンツォーネ、スコットランド民謡、オペラ・アリア等、各国の「ふるさと」を感じさせる、気持ちがあたたかくなる音楽が並びます。ソプラノとテノールの重唱と、それぞれの独唱がバランスよく含まれ、柔らかなタッチで情景が見えてくるようなピアノもあいまって次々と聴きたくなる内容。2020年1月の録音後、コロナウィルスが世界を襲いコンサートの開催も困難な時期が続きましたが、CDという形でふるさとの歌を広く届けたいという願いが込められたすてきなアルバムに仕上がりました。
1曲目の「ふるさとの四季」は季節が巡るさまを描くように構成された唱歌メドレー。〈ふるさと(1番)~春の小川~朧月夜~鯉のぼり~茶摘み~夏は来ぬ~われは海の子~村祭り~もみじ~冬景色~ゆき~ふるさと(2番、3番)〉と、心に染みる歌が美しい流れの中で歌われていきます。
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キングインターナショナル
発売・販売元 提供資料(2021/10/06)
【演奏家プロフィール】
澤江衣里 Eri SAWAE ソプラノ
国立音楽大学声楽科首席卒業。東京藝術大学大学院修士課程及び博士後期課程修了。博士号取得。日本学術振興会より奨学金を得て2010年と2012年、ロンドンに短期留学。2006年から、バッハ・コレギウム・ジャパンの声楽メンバーとして国内外の演奏会、レコーディングに参加。大友直人指揮、日本フィルハーモニー交響楽団との共演他、オペラ作品にも多数出演。第79回日本音楽コンクール声楽部門第二位入賞(最高位)。第11回東京音楽コンクール声楽部門第二位入賞(最高位)。東京藝術大学付属音楽高等学校非常勤講師。
中嶋克彦 Katsuhiko NAKASHIMA テノール
福岡教育大学音楽科卒業。東京藝術大学大学院修士課程オペラ科修了。同大学院博士課程オペラ科修了、博士号取得。2012年より文化庁在外派遣研修員としてドイツに留学。マインツ音楽大学のバロック声楽コースにて研鑽を積んだ。宗教曲やオラトリオなどコンサートのソリストとして多数出演しており、国内の主要オーケストラとの共演も多い。また、バッハ・コレギウム・ジャパンや声楽アンサンブル「ラ・フォンテヴェルデ」のソリスト、メンバーとして国内外の演奏会や録音に参加している。オペラにおいては、第50 回藝大オペラ定期モーツァルト「コシ・ファン・トゥッテ」のフェルランド役でデビュー。以降、新国立劇場や東京室内歌劇場等、オペラの舞台でも活躍している。
本田聖嗣 Seiji HONDA ピアノ
東京藝術大学器楽科ピアノ専攻卒業。藝大在学中にパリ国立高等音楽院ピアノ科にも合格。同音楽院ピアノ科・室内楽科のプルミエ・プリを受賞して卒業。仏・伊など数々の国際ピアノコンクールにおいて幾多の賞を受賞し、ソロ・室内楽の両面で活動を開始する。演奏以外でも、TVドラマなどの音楽の作曲を担当するほか、クラシックラジオ「OTTAVA」や「オペラ紅白歌合戦」の司会も務めている。テレビにも出演多数。日本経済新聞、J-CASTなどネットメディアへの連載の執筆や、演奏会企画も手掛ける。日本大学芸術学部、ヤマハ・マスタークラス講師。日本演奏連盟会員。
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キングインターナショナル
発売・販売元 提供資料(2021/10/06)