2001年から20年間世に出ることのなかった伝説的未発表アルバムが、遂に今貴方の手元に…!
常に時代の先端を走り続け、時代を開拓し続けた伝説、デヴィッド・ボウイ。彼が過去の自らの楽曲に現代的解釈とそれまでの経験値をもって再レコーディングを行い、2001年に発表を予定していたのだが、残念ながら以降世に出ることなく時代の狭間に置き去りにされていた伝説的幻のアルバム『TOY』が、20年の時を超えて遂に世界に届けられる…! 当時のレコーディング音源に、オルタナティヴ・ミックスやアコースティック・ミックスなどをコンパイルした豪華3枚組CD仕様の『TOY: BOX』、堂々登場!
常に時代の先端を走り続け、時代を開拓し続けた伝説、デヴィッド・ボウイ。11月26日に、待望のボックス・セット・シリーズ第五弾作品『BRILLIANT ADVENTURE [1992-2001]』がリリースされるのだが、その中の目玉的作品の一つが、2001年に発売が予定されていながら、以降世に出ることはなく時代の狭間に置き去りにされてしまっていた、ファンの間で「伝説」として語り継がれていた幻のスタジオ・アルバム『TOY』だ。この幻のアルバムが、スペシャル・エディションとなって、デヴィッド・ボウイの誕生日である1月8日の前日、2022年1月7日に登場することとなった!
『TOY』は、2000年のグラストンベリーでの凱旋公演後にレコーディングが行われていたアルバムだ。大成功を収めたグラストンベリー公演を終えたボウイは、1964年から1971年の間に初めてレコーディングした楽曲を新しい解釈でレコーディングするために、マーク・プラティやスターリング・キャンベル、ゲイル・アン・ドーシー、アール・スリック、マイク・ガーソン、ホリー・パーマー、そしてエム・グライナーからなるバンドと共にスタジオに入った。ボウイはいわゆる"オールド・スクール"な手法をレコーディングに取り入れ、バンド・メンバー全員でライヴ・レコーディングを行い、その中からベスト・テイクを選んで可能な限り早くアルバムを発表するという、驚くほど先見性のある計画を立てていたのだ。
しかし、残念ながら2001年当時は「サプライズ・リリース」という発売形態/コンセプトとそれを支えるテクノロジーがまだ確立されておらず、この『TOY』というアルバムをボウイが望んだように即座にファンに向けて発売することは不可能となってしまう。そこでボウイはさらにその先を見据え、同じセッション時に生まれたいくつかの新曲を仕上げ、新たな作品を創り上げていった。それが2002年にリリースされた、ボウイの最高の瞬間を捉えた一つの作品として認知されているアルバム『HEATHEN』だ。
当初発売が予定されていた2001年から20年という時を経て、ボウイの共同プロデューサーであるマーク・プラティはアルバム『TOY』について語っている。(1/2)
発売・販売元 提供資料(2021/10/01)
「『TOY』というアルバムは、喜びや燃え盛る炎、エネルギーを琥珀の中に捉えた瞬間のような作品です。音楽を演奏することに喜びを感じている人々のサウンドがここにあるのです。デヴィッドは数十年前の自身の作品を、今までの経験値と新鮮な視点から再検討していました。20年経った今、私も再びこの作品に立ち戻っているのですから、同じ意味を持っているんでしょう。彼はよく、"マーク、これは僕たちのアルバムだよ」って言っていました。昔の楽曲を再び掘り下げるこの旅路において、私は彼と共に深くのめり込んでいっていたのを知っていたんでしょうね。ようやくこのアルバムが、私たち全員のものだ、と言えるようになることを非常に嬉しく思っています」
ボウイの誕生日の前日となる2022年1月7日に、3枚組CDと6枚組10インチ・アナログというフォーマットで発売となる『TOY: BOX』は、この『TOY』というアルバムのスペシャル・エディションとなる作品だ。レコーディング・セッションの"瞬間を切り取る"アプローチは、成長したボウイの顔を持つ赤ちゃん、というボウイがデザインしたジャケット・アートワークにも生かされている。
この『TOY: BOX』には、『TOY』アルバムに加え、オルタナティヴ・ミックスや別ヴァージョンの音源や、当時のレコーディング・セッション時に収録していたアール・スリックとマーク・プラティによるアコースティック・ギターのサウンドをもとに、ボウイも気に入っていたというヴォーカルとギターのみというシンプルなサウンドを中心に置きつつ所々にエレクトリックをまぶしながら完成させた新たなミックス音源も収録されている。また、この『トイ・ボックス』には、フランク・オッケンフェルス三世が撮影していた未発表の写真を多数掲載した16ページのブックレットが封入されている。(2/2)
発売・販売元 提供資料(2021/10/01)
Heavily bootlegged over the years, Toy is an album David Bowie recorded in 2000, right between Hours and Heathen. The concept was simple: Bowie took his touring band into the studio to revisit a bunch of songs he wrote and recorded prior to becoming a superstar. Although "Shadow Man" comes from the Ziggy Stardust sessions, most of the songs date from the days before "Space Oddity," so theyre grounded in British rock & roll and mod R&B -- a far cry from both his glam rock of the 1970s and the electronic-inflected art rock of the 1990s. It isnt too far from the classy classicism of Hours, though, yet it carries a looser, lighter feel. Hearing Bowie apply the overly polished aesthetics of Hours to swinging, moddish material is odd but appealing. He and his band have fun with the material, diminishing some of the stilted tweeness of the originals and revealing the nice compositional bones underneath. Its a record out of time, with the songs clearly from the swinging 60s and the production being very much a product of the slick Y2K era, yet thats also its charm: its Bowie revisiting his past from a particular perspective that is as of its time as the original songs.
Toy is a slight record but it was given a weighty official release in 2022 after first being unveiled as part of the 2021 box Brilliant Adventure. Along with the proper album, theres a disc of alternative mixes and extras -- here, the main attraction is a version of "Liza Jane," his first single -- then a disc of "Unplugged & Somewhat Slightly Electric" mixes. All the alternate mixes, including those unplugged versions on the third, are only slightly different than the original mixes, making the deluxe set somewhat monotonous. ~ Stephen Thomas Erlewine
Rovi