クラシック
CDアルバム

ルクレール: ヴァイオリン・ソナタ集

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フォーマット CDアルバム
発売日 2021年11月26日
国内/輸入 輸入盤:国内流通仕様
レーベルRicercar
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 NYCX-10263
SKU 4589538773397

構成数 : 1枚
合計収録時間 : 00:00:00

【曲目】
ジャン=マリー・ルクレール(1697-1764):
1-4. ソナタ ト短調 (第2巻より) Op. 2-12
5-8. ソナタ 変ロ長調 (第3巻より) Op. 5-4
9-12. ソナタ ハ長調 (第3巻より) Op. 5-10
13-16. ソナタ イ短調 (第4巻より) Op. 9-5
17-20. ソナタ ト長調 (第3巻より) Op. 5-12

【演奏】
レ・プレジール・デュ・パルナス(古楽器使用)
ダヴィド・プランティエ(ヴァイオリン)
アナベル・リュイ(チェロ)
ヴィオレーヌ・コシャール(クラヴサン〔チェンバロ〕)
リュドヴィク・クティノー(コントラバス)

【録音】
2021年4月
ラ・クーロワ(アヴィニョン郊外)、フランス

  1. 1.[CDアルバム]

作品の情報

商品の紹介

フランスのヴァイオリン芸術の源流へ!カフェ・ツィマーマンの名手が聴かせる充実録音。フランス18世紀前半を代表するヴァイオリン音楽の大家ルクレールの作品に、フランス語圏の古楽器奏者がじっくりと取り組んでその魅力に迫ったアルバム。 (C)RS
JMD(2021/10/05)

フランスのヴァイオリン芸術の源流へ!
カフェ・ツィマーマンの名手が聴かせる充実録音

フランス18世紀前半を代表するヴァイオリン音楽の大家ルクレールの作品に、フランス語圏の古楽器奏者がじっくりと取り組んでその魅力に迫ったアルバム。コレッリやヴィヴァルディに連なるイタリアのヴァイオリン音楽が全欧州で大人気だった18世紀初頭、ルクレールはかの南国の流儀を吸収した後、フランス特有の様々なスタイルを掛け合わせ、この国ならではの弦楽作法の確立に大きく寄与しました。ここで素晴らしい演奏を聴かせるプランティエは、当初アンサンブル415、のちにカフェ・ツィマーマンで数々の名録音のソリストもつとめ、自らもレ・プレジール・デュ・パルナスやデュオ・タルティーニといったアンサンブルの主宰者として存在感を高めつつあります。彼は、初期から後期までルクレール芸術の発展史を端的に示す5曲を厳選。コレッリ流儀の面影が残る「第2巻」からロココ期の香気漂う「第4巻」まで、この作曲家に特有な装飾音や重音を鮮やかに弾きこなし、イタリア的語法がどのようにフランス的な機知や筋の通った堅固さと融合してゆくか、聴くほどに味わい深い解釈で伝えてくれます。解説もプランティエ自らが多角的な洞察とともに詳述。ArcanaのガッティやChannel Classicsのポッジャー、Audaxのプラムゾーラーにも通じる、本格派バロック・ヴァイオリニスト会心の一作です。

国内盤には日本語解説付
日本語解説…白沢達生
ナクソス・ジャパン
発売・販売元 提供資料(2021/09/27)

メンバーズレビュー

1件のレビューがあります
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ルクレ―ルは、私には難しい作曲家だった。作品個性の温雅さが顕れていると感じられる演奏に出会えなかった。作曲家と同じ国や言語圏の音楽家による演奏が、私の耳をひらくことが圧倒的に多いのだが、良いと感じて入手可能な演奏は英国人の録音しかなかった。
ルクレ―ルは、恐らく超絶技巧の作曲家だったのであろう。
真に耳をひらいてくれたのは、リヨン帯同時に動画で聴いたジュリエット・ルマイラックJuliette Roumilhacの演奏だった。初めて、心の飛翔感と優れた均衡と真の姿を感じて、大きく耳がひらき出したゆえ、本アルバムTr.13「Sonate en la mineur op.9 no.5 LivreⅣ Andante」は、ルマイラックの方が良く弾けていると感じる。
彼女達の録音が欲しかったが、いつもの様に逡巡し、帰国直前に近所のfnac店舗にあった、このプランチエのアルバムを購入した。このアルバムも、PV動画を聴いて均衡のとれた演奏だと感じていたので、後悔はしていない。二人とも、ジュネーブで音楽教育を受けた音楽家であり、リヨンとジュネーブが同じフランコ・プロヴァンス語圏であることは、偶然でないと思う。
プランチエによる解説には、当時の人々による言葉が引用され、ルクレ―ルがいかに称賛されていたかが分かる。
リヨン帯同は一年間だったが、私は古都リヨンがとても好きなので、ルクレ―ルの美質は、重層的な魅力を持つリヨンに帰して思う傾きがあり、開放的で温暖な空気感や優麗な絹織物を常に思い出す。特に、リヨンの絹織物は軽暖で、優れた保温性と着用感を忘れる程の軽さと肌触りの良さ、首周りを優しく確実に保護し、気温と体温の調整に優れ、軽微な不調の殆んどを回復してくれる。
優美という特性を、私は長い間何となく軟弱さを包含するものだと思い込んでいたが、ルクレ―ルを聴くと、素人では決して出来ない訓練された統御能力によるものではないかと気づいた。解説にある完全に統御されたルクレ―ルのボウイングに言及した言葉とも一致すると思う。
傷ついた息子との渡仏と帰国後の残酷な日々。傷んだ心身を癒す、ルクレ―ルの音楽の優美さは何と力強いのか。当時の人々も同様に感じていた事は、解説の掉尾を飾るMr. de Rozoyの言葉通りである。
Jean-Marie Leclaireの誕生日(1697年5月10日)に。


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