クラシック
CDアルバム

コンプリートCBSマスターワークス・レコーディングス<完全生産限定盤>

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フォーマット CDアルバム
発売日 2021年11月26日
国内/輸入 輸入
レーベルSony Classical
構成数 56
パッケージ仕様 ボックス
規格品番 19439888282
SKU 194398882826

収録曲目は こちら>>>


構成数 : 56枚
合計収録時間 : 49:18:37

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作品の情報

商品の紹介

2022年ランパル生誕100年記念リリース。
CBS、RCA、ソニークラシカルへの録音をCD56枚に初めて集大成。
ランパル協会全面協力で実現した20世紀フルート演奏史の遺産。

「黄金のフルーティスト」と呼ばれたジャン=ピエール・ランパルが1950年代に音楽シーンに登場する前まで、オーケストラのソリストとして管楽器が登場することはめったになかった。この伝説的なフランスのフルートの名手は、彼の驚くべき天性の才能とステージでの存在感でその障壁を打ち破り、フルート奏者を以前はピアニストとヴァイオリニストの独断場だった独奏者の位置へと固めることになった。世界各地での定期的なリサイタルや室内楽公演で世界最大のコンサートホールを聴衆で満席にした。ランパルは、20世紀のフルート・ルネッサンスの父であり、18世紀の頃のようにフルートを高い地位に戻したのである。
ランパルは世界で最も多くの録音を行ったアーティストの一人であり、フルートの基本的なレパートリーをすべて録音しているが、これまで知られていなかった作品、彼自身が発見した作品、ジャズ、ポップ、フォーク、コンテンポラリーの作品も同様に取り入れている。フルートのために書かれたもののみならず、フルートという楽器に適合すると思われる音楽はすべて、重要なレパートリーと考えていた。自伝の中でランパルは、彼に多くの賞をもたらしたレコーディングは、自分自身でさえ追跡することができないほど巨大であると言及している。
ランパルがCBSへのレコーディングを開始したのは1969年のことで、1979年には専属契約を締結。ソニークラシカルは、2022年のランパル生誕100年を記念して、彼がCBSおよびソニークラシカル、そしてRCA(より正確には日本のRVC)に残したすべてのレコーディング(指揮者としての録音も含まれている)をCD56枚に網羅したボックス・セットをリリースする。
(1/4)
ワーナーミュージック・ジャパン
発売・販売元 提供資料(2021/09/24)

ジャン=ピエール・ランパルは1922年、マルセイユ生まれ。父親のジョゼフはマルセイユ音楽院の教授で、マルセイユ交響楽団の首席フルート奏者でもあった。12歳のとき、自身のフルートを与えられ、父から学ぶために音楽院に入学。「父は私の先生であり、私のヒーローでした。私は彼がしたことをやりたかったのです。」と後に書いている。フルートを演奏することは、ランパルの人生の最高の喜びであり、食べ物や水と同じくらい重要だった。
1945年のパリ解放の後、フランスの偉大なフルート奏者マルセル・モイーズのために1934年に書かれたイベールのフルート協奏曲をフランス国立管弦楽団と共演、その演奏はラジオで生放送された。この演奏が、50年以上にわたるフルート奏者のキャリアの幕開けで、フランス新時代の人気フルート奏者と名を高めたのである。またバロック音楽には真の情熱を注ぎ、「バッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディなどの拍子のそろった音楽は、戦争が奪った安全と秩序の感覚を国民に与えてくれた。この音楽がどこに向かっているのか、そしてそれが何をするのかを知っていました」と、ランパルは回想している。ロマン派音楽に比して当時は忘れられていたバロック作品を発掘する過程で、ランパルは新しいメソードを開発しなければならなかった。彼自身の明るい音色をもとに、演奏様式を整え、活気さ自由さを最大限に利用して、独自の解釈と方法論、そしてバロック音楽の演奏には不可欠な即興的な装飾を積極的に取り入れた。また新鮮なエレガンスさやニュアンスの細かさをより広く送り届けるためにモダン・フルートを使用し、様々な作品の要求するすべての効果を発揮することに成功した。
戦後すぐに、ランパルは78回転SPレコードへの録音を始め、LP時代、彼はエラート・レーベルや旧EMIを中心に、20を超える様々なレーベルへ膨大な録音を行った。1969年のCBSへの初録音はアイザック・スターン、アレクサンダー・シュナイダー、レナード・ローズとの「モーツァルト:フルート四重奏曲集」で、ソニークラシカルへの録音は、1996年にフランスの名弦楽奏者と共演した「ボッケリーニ:フルート五重奏団」で締めくくられた。その間には、モーツァルトのほか、バッハとその息子たち、ヴィヴァルディ、ヘンデル、テレマン、ラモー、サマルティーニ、クヴァンツ、ベンダ、フリードリヒ大王、クーラウ、カルッリ、チマローザ、ハイドンの音楽など、フルート演奏・録音史に残るアルバムが数多くある。さらに時代を下ると、グルック、ベートーヴェン、シューベルト、ウェーバー、パガニーニ、ジュリアーニ、シュポア、ロッシーニ、ドニゼッティ、ショパン、ドヴォルザーク、フォーレ、サン=サーンス、ドビュッシー、ラヴェル、イベール、ガーシュウィン、クライスラー、マルティヌー、ペンデレツキなどの作曲家による作品がぎっしりと詰め込まれている。共演者も多彩で、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、キャスリーン・バトル、プラシド・ドミンゴ、ピンカス&ユージニア・ズッカーマン、サルヴァトーレ・アッカルド、トレヴァー・ピノック、工藤重典らとの録音も残されている。
(2/4)
ソニー・ミュージック
発売・販売元 提供資料(2021/09/24)

ランパルは、クラシック曲の録音のみならず、ジャンルを超えたフルートのレパートリーを探求し、クロスオーバーの誇り高い先駆者としても知られた。1975年にリリースされたフランスのジャズピアニスト、クロード・ボリングとのアルバム「フルートとジャズ・ピアノ・トリオのための組曲」(CD3)は、10年連続でトップセラー・アルバムのビルボードにチャートインした(「明るく一貫してロマンチックな…2つのプリンシパルのパフォーマンスは申し分ない」-グラモフォン)。彼らは後に「ピクニック組曲」(CD7)、「フルートとジャズ・ピアノ・トリオのための組曲第2番」(CD29)の2つのアルバムへと発展させた。
また、ロサンゼルス・フィルとのガーシュウィン・アルバム(CD20)、トランペットのモーリス・アンドレとヨーロッパの民謡を演奏したアルバム(CD27)、ミシェル・ルグランが編曲・指揮し、ギタリストのアレクサンドル・ラゴヤが参加したクリスマス・アルバム(CD11)、3人の箏奏者による日本の伝統的なメロディの忘れられないアルバム(CD13、ランパルは日本の熱心なファンで、来日回数も多い)もある。スコット・ジョプリンのアルバム(CD16)には、チューバのトミー・ジョンソン、ドラムのシェリー・マン、そして彼の長年の音楽パートナーであるジョン・スティール・リッターがピアノで伴奏・・・などなど。
これらの録音だけで、ランパルの名前は、あらゆる音楽のリスナーにとって親しいものであることが十分にお判りいただけよう(ザ・マペット・ショーのテレビ出演は、ランパルの名前を子供たちに広げることになった)。ランパルの録音は、没後15周年の2015年にエラートとEMIへの録音が全4巻計69枚で発売されており、またフランスAccordレーベルからも初期録音がまとめられているが、当ボックスによって、ランパルのディスコグラフィの主要な部分がほぼ揃ったことになる。
ランパルは、おそらく世界で最も有名なフルート、伝説的なパリのフルート製作者であるルイス・ロットによる唯一の純金の楽器で長年演奏した。上海に引っ越したフランス人奏者のために1869年に製作されたこのフルートは、どういうわけかヨーロッパに戻ってきていた。1948年のある日、若きランパルは偶然にもパリの骨董品店でそれを購入した。すぐに彼は「黄金のフルーティスト」と呼ばれるようになった。(彼のキャリアの後半では、14金で製作されたコピーで演奏し、貴重なオリジナルはフランスの銀行の金庫室に預けていた。)これにより彼自身が永久に金と関連付けられるようになっただけでなく、リスナーを魅了した彼のサウンド、数え切れないほどの作品は、世界中に響き渡ったのである。
(3/4)
ソニー・ミュージック
発売・販売元 提供資料(2021/09/24)

仕様:
各ディスクはアメリカ初出盤LPのジャケットデザインの紙ジャケットに封入(盤面はそれぞれの時代のレーベル・デザインを採用)。CDサイズ・オールカラー219ページのハードカバー製別冊解説書とともに、フリップトップ型の厚紙ボックス(サイズ L 21 cm x W 13.5 cm x H 13.3 cm)に収容。

別冊解説書内容:
ジョン・スティール・リッター(ピアニスト)、工藤重典(フルーティスト)、ミリエル・ノルドマン(ハープ奏者)、リチャード・アインホーン(元CBSプロデューサー)、ドゥニ・ヴェルースト(ランパル協会会長)、各ディスクのトラックリスティング(発売日・マトリックスデータ含む詳細な録音データ付き)、作曲家別ディスコグラフィ、未発表のものも含むアーティスト写真多数。
(3/4)
ソニー・ミュージック
発売・販売元 提供資料(2021/09/24)

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