ジャンルの垣根を越えてエストニア・ミュージックシーンを代表するピアニスト/作曲家として現在も活躍するRein Rannap(key)を中心に'71年結成され、後のシーンを支える数多くのミュージシャンを輩出しつつも80年代後半に活動を休止、'94年Urmas Alender(vo)の逝去による伝説のバンドとなるもその後10年代後半より本国のフェスにて再結成ライブを行うなど復活の兆しを見せている、エストニアン・ロックを代表する名バンド:RUJA。同じくエストニア出身の作曲家/ピアニストであるOlav Ehalaがメイン・コンポーザーとなり、RUJAのメンバーであるJaanus Nogisto・Margus Kappel及びエストニアのパンク・バンドPROPELLERのPeeter Volkonskiら3名と共に作曲を手掛けた'80年発表の大作ロック・オペラ"Johnny"の'21年再上演/新録の為、バンドに在籍経験のあるメンバーが集結した作品がエストニア:Vaiguviiulより発表!
本作の為に集ったミュージシャンは前記のOlav Ehala(p)・Jaanus Nogisto(g)・Margus Kappel(synth/org)に加え、Priit Kuulberg(b)・Ivo Varts(dr)の5名。ボーカルは歌手としても活動するMikk Tammepoldをはじめとする、ロック・オペラのキャスト陣が各曲ごとにメイン・ボーカルを交代しながら担当。本作の録音は'21年のものとされており、正にRUJAの現在形を伝えると言っても良い作品となっております。
80年代末まで定期的に上演されていたと言われるロック・オペラ"Johnny"。その一部は後にRUJAとしても録音されており、その録音は主に'99年発売のアンソロジー・ボックス『NEED EI VAATA TAGASI...』のCD5にあたる'Tundmatu Ruja(Unknown Ruja)'パートに未発音源として収録('17年発表のコンピレーション盤『POHI, LOUNA, IDA, LAAS...』でも'Meediaaskeldus''Ma Mustas Oos Naen...'の2曲がピックアップ)。ハードコア・ファンにとってはお馴染みとなっていたそれら各曲も新録バージョンにて収録されています。また高品質なシンフォニック・ロックとして名高い、Olav Ehalaが'92年に発表したソロ作『LAULUD』(単体では未CD化)のB面は実際の所、ジャケットにも記載されている通りこのロック・オペラ'Johnny'からの抜粋となっており、その完全版が遂に音源化されたという点でも要注目のアルバム。更にLPのD面に該当する、ボーナス・トラック的に収録された'Algus'から'Laul voimalusest'までのラスト6曲は'80年当時にRUJAとして"Johnny"の各曲を録音したという代物で、もちろんUrmas Alenderがボーカルを担当。前記の『NEED EI VAATA TAGASI...』にも未収録となっている曲もあり、こちらも大変貴重な音源です。
プログレッシブ・ロックを筆頭にハード・ロック/エレクトロ/ニュー・ウェーブなど多彩なジャンルを呑み込んで東欧なりの解釈で昇華したミクスチャー的感覚もあるシンフォニックなサウンドは、正に70年代後半のプログレ期RUJAを思わせる素晴らしいもので、バンドのファンも唸らせるであろう新たな名盤です!
発売・販売元 提供資料(2022/05/09)