指に障害を持ちながらも当代随一とも言える超絶技巧を持つドイツ人ギタリストであるクリスティアン・ミュンツナー率いるパワー・メタル・バンド、エタニティーズ・エンドの3rdアルバム。 (C)RS
JMD(2021/11/09)
指に障害を持ちながらも当代随一とも言える超絶技巧を持つドイツ人ギタリストであるクリスティアン・ミュンツナー率いるパワー・メタル・バンド、エタニティーズ・エンドの3rdアルバム。
前作同様に2本のギターとハイトーン・ヴォーカル、そしてテクニカルなリズムが絡み合う、超絶技巧ネオクラシカル・パワー・メタルを体現。本作はよりギター・プレイが強く前面に押し出されている。ほとんどの曲が爽快感と疾走感抜群であり、日本人に最も受けるメタル・サウンドを展開している。
ヴォーカリストは前作と同じく元ヒブリアのユーリ・サンソン。日本でも人気な上にシーン屈指のハイトーン・ヴォーカリストだけにその訴求力は抜群。ベーシストにはデビュー作でプレイしていたリーヌス・クラウゼニッツァーが復帰、ドラマーのハネス・グロスマンとは幾度となくリズム隊を組んでおり超絶技巧を駆使したテクニカルなリズムが楽しめる。また、新たなセカンド・ギタリストにジャスティン・ホムバッハが加入。クリスティアンに負けず劣らない超絶技巧を持つ。
前作時はツアーに出る意向もあったが、メンバーが世界中に散らばっていることで頓挫。本作でラインナップをブラジル人のユーリ以外をドイツ人で固めたことにより、ツアーを積極的に行うバンドとして活動することを宣言している。従って新型コロナウイルスの感染状況にもよるが来日公演の可能性も充分に考えられる。
多くのバンドで活動をしているテクニカル系ギタリストのクリスティアン・ミュンツナーが、自身のルーツでもあるネオクラシカル要素を持つパワー・メタルを追求したバンド。往年の様式美ヘヴィ・メタルやメロディック・パワー・メタルなどドラマティックな要素を多く含んだアルバム『ザ・ファイア・ウィズイン』(MICP-11289)で2016年にデビュー。2018年には元ヒブリアのユーリ・サンソン(Vo)を迎え、ヴォーカル面も強化に成功した2ndアルバム『アンイールディング』(MICP-11448)をリリース。スピーディーな曲を中心に超絶技巧を駆使し、そこにユーリのハイトーン・ヴォーカルが乗ったサウンドが日本でも話題となり、デビュー作以上の好セールスを記録する。
発売・販売元 提供資料(2021/09/27)