日蒙台の女性3人による実験的プロジェクト
フリージャズとポストパンクを融合させ人種、ジェンダー、パンデミック、政治的自律性などの問題を鋭く指摘する、野心作
ローズ・タン、いしもとあゆみ、ウェン・ティンからなるプロジェクト。
ローズ・タンは、中国四川省出身のモンゴル人。ギター、ピアノ、パーカッションを演奏、歌と朗読も披露するなど、多才ぶりは目を引くほど。フリージャズ界のレジェンド、ダニエル・カーターに師事した後、ニューヨークとシアトルで約30 のバンドやアンサンブルで活動。彼女の音楽は、パンクロック、ポストパンク、フリージャズ、スポークンワード、エクスペリメンタル・インプロ、アバンギャルド、チャイニーズ・ロック&フォークなどと呼ばれている。
テナーサックス奏者のいしとあゆみは日本出身。ジャズ・ロックの分野で数多くのバンドで活躍している。バークリー音楽院でジョージ・ガルゾーン、ハル・クルック、フランク・ティベリなどに師事し、3年間にわたって演奏と作曲を学び、2017年にはセシル・テイラーのバンドの元ドラマーであるマーク・エドワーズが率いるマーク・エドワーズ&スリップストリーム・タイム・トラベルに参加。また、ダニエル・カーター、デイブ・セウェルソン、エリオット・レビン、スティーブ・ダラキンスキーとも共演。現在は、The Jazz Thieves、GADADU、Eighty pound Pug、Platypus Revenge、Big Squidのレギュラーメンバーとして活躍しながら、自身のグループを率いている。オリジナル曲を収録した2枚のアルバム『View from a Little Cave』(2016 年)と『Midnite Cinema』(2019年)をリリースしている。
ドラマー・作曲家・教育者である台湾出身のウェン・ティンは、ジャズのドライブ感とクラシックの厳しさを兼ね備えている稀有な存在。台湾でゴールデンメロディ賞を受賞したバンド「Chang & Lee」や「Hello Nico」のメンバーとして活躍した後、2016年にニューヨークに移住し、クイーンズカレッジでジャズパフォーマンスの修士号を取得。ワシントン・スクエア・ミュージック・フェスティバル、CUNYジャズ・フェスティバル、NTCHサマー・ジャズ・フェスティバル(国立劇場コンサートホール)、台中ジャズ・フェスティバル、ゴールデン・メロディ・フェスティバル、GonGliaoロック・フェスティバル、Wake-Upミュージック・フェスティバル、台湾のNTUアート・フェスティバルなどに出演。現在、フランク・レイシーのコンサート・ジャズ・アンサンブルのメンバーである他、自分のバンドを率いて活躍中。
元々3人はとあるイベントで1 曲演奏するために一度だけ集まったもの。3人がそれぞれニューヨークで活動していることを知っていた「ESP-Disk」は、すぐに3人をアルバム制作に誘い、集中的なリハーサルを経て1日でアルバムを録音。(後に「7 O'Clock」だけヴォーカルを加えた)
本作はESP-Disk の「Drive To Revive Weird Rock」の一環であると同時に、同レーベルのフリージャズの伝統の延長線にも位置している。フリージャズとポストパンクを融合させ、人種、ジェンダー、パンデミック、政治的自律性などの問題を鋭く指摘する、野心作。
発売・販売元 提供資料(2021/10/22)