アルゼンチン出身のMarcela Arroyoによるスペイン語歌唱のニューアルバムギター、ピアノ、ドラム、トランペットなどのアコースティック楽器が、彼女の伸びやかな声を包み込み、温かな癒しの時間を紡ぎだす至福の一枚
アルゼンチン出身のMarcela Arroyo によるニューアルバムが登場。ギター、ピアノ、ドラム、トランペットなどのアコースティック楽器が、彼女の伸びやかな声を包み込み、温かな癒しの時間を紡ぎだす至福の一枚。
20年前にスイスに移住したArroyoは、自身の名義とトリオ「プエルタ・スール」で数多くのCDをリリース。本作収録10曲のうち6曲を彼女が作曲。スペイン語を解さないリスナーにも曲の意味を理解してもらえるように、ブックレットの歌詞も英語で印刷するなど、歌詞にも強いこだわりがある。
彼女の音楽的ルーツはタンゴ・ヌエボとフォルクローレ。そこから生まれた曲は、どのジャンルにも明確に割り当てることができないが、敢えてジャンル分けするならば広い意味でのワールドミュージックということになろうか。そこにジャズとしての色彩を与えているのがバンドの個性的な面々。Arroyo の温かく明るい、時には少しスモーキーな声を常に支える役割を担っている。
Arroyo 曰く、「このアルバムの核となる作品は『Abrezo』(抱擁)です。」「この曲は、感情的にはとても親しかったけれど、何マイルも離れていた人のために作られた曲です。その人は特別な瞬間を生きていたのですが、私はその場に立ち会うことができませんでした。それで、いわば音楽的な抱擁として、その場にいるために曲を作曲するというアイデアが出てきたのです。」
ジャジーなピアノで陽気なムードを奏でる『Candombe mio』、アコースティックギターのみの伴奏でアローヨの声が浮かんでくるような感情的な終わり方をする『Cantore de Yala』など、いつまでもゆったり聴いていたい良曲揃い。
発売・販売元 提供資料(2021/09/16)