エッダのヴォーカル・パフォーマンスで幕を あけるが、いつもとちょっと違う。 『NOI LAZZARONI』(1978TV) サウンドトラック 音楽　エンニオ・モリコーネ 監督　ジョルジオ・ペローニ 主演　ミコ・クンダーリ、ニコラ・ディ・ピント れんが職人として働きながら、独学などでのちの大作家 となったサベリオ・ストラッティの伝記ドラマ。エッダの ヴォイス・パフォーマンスだが、声の出し方というか、 アレンジがいつもの感じとは違って新しい？テーマ。 モリコーネらしいリズムの刻みや、ストリングスのバックの メロディなど、まさにモリコーネ調なのだが、これはトータル としてちょっといつもとは違う。エスニックなテイストとチェンバロ を合わせるナンバー、悲しげながらラウンジ・テイストのまさに モリコーネ節なナンバーなど、ユニークながら、これぞモリコーネ・ サウンド！という切り口で聴かせる曲揃いでバラエティにも富む。 感動的に美しいモリコーネ、だけでは終わらないモリコーネ・ サウンド。７０年代のフィルム・ノワールあたりのモリコーネが 好きな方にもお薦めの雰囲気。 (C)馬場敏裕