The Art of Tea

マイケル・フランクスは言葉の達人である。アメリカ文学を学んだだけでなく、ソングライターや映画音楽の作曲家としても活躍しており、メジャーレーベルからのデビューアルバムでも、音楽と言葉が同列に並んでいることを実証しています。

もともとジャズミュージシャンだったフランクスは、本作でポップスやロックのファンに手を差し伸べた。"Popsicle Toes"や"Eggplant"のような官能的で遊び心のあるナンバーは、巧みな言葉遊びと、ほとんどヘンリー・マンシーニのような風通しの良いジャズ・ポップに満ちています。

スティーリー・ダンと同様のアプローチで、フランクスの歌唱力とソングライティングは、シーンで最も優れたスタジオ・ジャズ・ミュージシャンの多くを含む一流のミュージシャンのサポートの上に成り立つサウンドの基礎を作り出しています。

オールスターズのラインナップには、サックスのデイブ・サンボーンやマイケル・ブレッカーなどの名前が連なっています。ギターの達人 "ミスター335 "ラリー・カールトンのセミアコースティックギター、ジョー・サンプルのキーボード、そしてウィルトン・フェルダーのベースがクルセイダーズのタッチで録音。ドアーズやビーチ・ボーイズの録音を担当したチーフ・レコーディング・エンジニアのブルース・ボトニックが、この緻密な録音を担当。

録音 1975年5月から6月にかけて、ロサンゼルスのキャピトル・レコーディング・スタジオにて、アル・シュミット、ブルース・ボトニック、リー・ハーシュバーグが担当。

SPEAKERS CORNERのリイシューLPは、マスターテープからカッティングヘッドまで、純粋なアナログコンポーネントのみを使用してリマスター。

180G重量盤、33RPM、スタンダード・スリーブ仕様。

After his debut on the tiny Brut Records (a short-lived record label of the famous cologne company), Michael Franks established both his unique sound and a recording process he has continued throughout his career. Primarily a jazz artist, Franks crossed over to pop and rock fans through heavy FM airplay beginning with The Art of Tea. Sensually suggestive and playful tracks, such as "Popsicle Toes" and "Eggplant" contain sly wordplay and almost Henry Mancini-like, breezy jazz-pop. Employing a similar approach as Steely Dan did with its music, Franks' singing and songwriting formed the basis of a sound rooted in the support of top-notch musicians, many of whom were the hottest studio jazz players on the scene. Here, the killer rhythm section of drummer John Guerin and bassist Wilton Felder is augmented by horn pros Michael Brecker and David Sanborn, with Franks and Larry Carlton handling all the guitar work. This winning combination of players, styles, singing, and songwriting would be reshuffled and refined over the years, but perhaps with no finer results than on this official major label debut. ~ Steve Matteo