Live... Germany '82＜初回限定盤＞

1973年にアンディ・パートリッジ、コリン・モールディング、テリー・チェンバーズ、そしてバリー・アンドリューズの4人によって結成されたXTCは1977年にヴァージン・レコードと契約、当時のニュー・ウェーヴ・ムーヴメントの中では独特のポップで異彩を放ち人気を獲得する。1979年にはバリー・アンドリューズの脱退に伴い、デイヴ・グレゴリーが加入する。1982年にテリー・チェンバーズが脱退、以後3人で活動する。1986年にトッド・ラングレンがプロデュースした『スカイラーキング』は世界的なヒットを記録する。しかし現在はアンディ・パートリッジのみで実質活動休止状態である。ビートルズやビーチ・ボーイズ、そしてサイケデリック・ロックなどから影響を受けたXTCのサウンドはオリジナリティ溢れるもので日本のミュージシャンにも多大なる影響を与えている。そんなXTCの異なるサウンド・スタイルの貴重なライヴ・アーカイヴを遂にCDリリース!
アルバム・リリース毎に着実に成功を収めていくXTCが1982年2月にリリースしたアルバム『イングリッシュ・セツルメント』は全英アルバム・チャートNo.5にランク・イン、アメリカでも前作同様のセールスを記録する。しかしながらハードなスケジュールのツアーに疲れたバンドはこのニュー・アルバムのリリースに伴うツアーは行わず、アメリカ&ヨーロッパで11回のみのプロモーションの為のコンサートを行なう(以後、コンサートを一切行なっていない・・・)。この限定されたツアーの中で同年2月10日のベルリンでのコンサートは(独)WDRのテレビ&ラジオのスペシャル番組用として収録・放送される。当日のセット・リストは新作『イングリッシュ・セツルメント』の収録楽曲を中心に演奏しており、このライヴ・アルバムはコンサートの模様を完全収録している。XTCサウンドを確立したとされるこの新作の楽曲をアルバムに忠実に再現しており、XTCの音楽性の高さは勿論、ライヴ・バンドとしての凄さも知らしめるパフォーマンスを繰り広げる。それだけにバンドとして最後となるツアーの模様を捉えたこのライヴ・アルバムはファン待望のリリース!

輸入盤国内仕様 ＜日本語帯、英文ブックレット対訳付＞

テリー・チェンバーズ(ds)
コリン・モールディング(vo, b)
アンディ・パートリッジ(vo, g)
バリー・アンドリューズ(kbds, cho)
デイヴ・グレゴリー(g, kbds, cho)