ハウスとパンクの街NYが産んだガレージ・ヒーロー
パーケイ・コーツがダンサブルな最高傑作とともに帰還!!
古くからパンクとハウスやディスコが猥雑に混じり合い、混沌としたエネルギーが渦巻くNYシーン生粋のガレージ・ヒーロー、パーケイ・コーツが3年ぶり6作目となる最新作をリリース!!
地元ブルックリンのクラブや、トーキング・ヘッズ諸作、プライマル・スクリーム名盤『Screamadelica』にインスパイアされたという本作は先行シングルにして問答無用のキラー・チューン「Walking at a Downtown Pace」を筆頭に、NYらしいエコーに包まれた卑猥なディスコ・パンク「Marathon of Anger」や超限定12インチ・シングルとしてリリースされ、原型は40分にも及ぶというスロウなグルーヴでリフトアップしていく「Plant Life」など、史上最もダンサブルな全11曲を収録。
また、アルバムは共同プロデューサーとしてデヴィッド・バーンからThe xxまで手がけるロデイド・マクドナルドとPJハーヴェイからドライ・クリーニングまで手がけるジョン・パリッシュを迎え、デヴィッド・ボウイやフー・ファイターズ、ヴァンパイア・ウィークエンドを手がけたきたグラミー受賞エンジニアのジョー・ラポータがマスタリングを担当。
LCDサウンドシステム、ラプチャー、!!!らが作り上げたCBGBとThe Loftの交差点を引継ぎ、ロックこそ最高のダンス・ミュージックであることを体現した快心の一枚がここに!!
発売・販売元 提供資料(2021/08/19)
デビュー10年を迎えたこのNY産の4人組ロック・バンドが、通算6枚目のエネルギッシュなアルバムによってまた評価を新たにするのは確実だろう。初期のガレージ・ロック~アート・パンクな姿からデンジャー・マウスと組んでニューウェイヴ感を増した前作『Wide Awake!』(2018年)に至るまでのグラデーションを追ってきた人には予想通りかもしれないが、今回はパンキッシュな演奏にエディット感も加えてよりダンサブルな方向に舵を切ってきた。本人たちいわくトーキング・ヘッズやプライマル・スクリーム『Screamadelica』の影響大だそうで、前作のポップネスを完全に血肉化したような音は騒々しくも生命力に溢れている。とりあえず"Walking At A Downtown Pace"からデカい音でよろしくどうぞ!
bounce (C)轟ひろみ
タワーレコード(vol.455(2021年10月25日発行号)掲載)