UK発 ネオ・ソウル・シンガーソングライター=Joy Crookes(ジョイ・クルックス)のデビュー・アルバム『Skin』
Joy Crookes(ジョイ・クルックス)は、1998年にイギリス・サウスロンドンにてアイルランド人の父とバングラデシュ人の母との間に生まれる。15歳の時に動画投稿サイトにアップしたレイ・チャールズのカバーが大きな反響を呼び、17歳でシングル「New Manhattan」でデビュー。その後、BBC「Sound of 2020」にノミネートされ、2020年のブリット・アワード「ライジング・スター」に選ばれるなど、UKの音楽シーンにおいて大きな注目を浴びてきた。
期待が高まる中発売されるデビューアルバム『Skin』について彼女は、「記念すべきデビューアルバムは自分にとってとても誇らしい作品であり、カジュアルセックスから世代間のトラウマ、権力の乱用、メンタルヘルスまでの主題をカバーする自伝的な作品です。」と語る。レコーディングはプロデューサーのBlue Mayとの共同作業により進められ、キンクスが設立した事で知られるロンドンのコンク・スタジオで、またストリングスの録音はアビー・ロードスタジオの有名なスタジオ2で行われた。ジョイ・クルックスのスモーキーで特徴的な唄声と、ヴィンテージ・ソウル色に溢れるバックトラックが相まって、エイミー・ワインハウスをも彷彿とさせる哀愁感漂うサウンドを作り上げている。
また 印象的なアルバムのアートワークは、ソランジュ『A Seat At TheTable』をアートワークを手掛けたフォトグラファー、Carlota Guerreroによるもの。セレステ、NAO、リアン・ラ・ハヴァス等、UKのネオ・ソウルシンガーのファンにおすすめのアルバムです。
発売・販売元 提供資料(2021/09/10)
BBCやブリット・アワードの青田買いリストに載った南ロンドンの23歳による初作。空気を一変させるハスキーでスモーキーな歌声はエイミー・ワインハウスを思わせるが、本人いわくビリー・ホリデイやニーナ・シモンからの影響もあるという。いずれにせよそのヴォーカルは埃っぽいR&Bやレトロ・ソウルに抜群に合うし、"Power"などでトリップ・ホップ風味の煙たさや陰りを纏った姿も似合う。また、ダビーな"Trouble"などではソウル由来ではない南アジア的な抑揚も披露するが、これはアイルランド人の父とバングラデシュ人の母の両方から得た音楽的ルーツが表れているのだろう。終わった恋を未練なさげに歌う"When You Were Mine"をはじめ、サッパリした下町娘っぽさがあるのも良い。
bounce (C)池谷瑛子
タワーレコード(vol.456(2021年11月25日発行号)掲載)