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クラシック
CDアルバム

「頼もしき名手」~ルイ13世と、17世紀前半のフランス・クラヴサン音楽

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フォーマット CDアルバム
発売日 2021年09月23日
国内/輸入 輸入
レーベルChateau de Versailles Spectacles
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 CVS047
SKU 4589538771669

構成数 : 1枚
合計収録時間 : 01:10:15

【曲目】
ニ調の組曲
1. 作者不詳/アンドレ・ダニカン・フィリドール(1652頃-1730)採譜&アルノー・ド・パスクアル編:
三つのアントレ -《ロビネットの舞踏劇》(1611)より*
2. アントワーヌ・ボエセー(1586-1643): この上なく優美な魅力に事欠かないお相手
3. シャルル・ボケ(1570頃-1615以前)クラント
4. 作者不詳/A.D.フィリドール採譜&ド・パスクアル編: 第2アントレ
-《シビロの舞踏劇》(1611)より
5. 作者不詳/A.D.フィリドール採譜&ド・パスクアル編: ラ・ロンド、インドの人々-《ラ・ロンドの名で知られたる高級娼婦の舞踏劇》(1613)より*
6. 作者不詳(カッセルの写本より): ア・ムネ
7. 作者不詳/A.D.フィリドール採譜&ド・パスクアル編: エール
-《アルルカンの舞踏劇》(1613)より
8. 作者不詳/A.D.フィリドール採譜&ド・パスクアル編: 大舞踏曲
-《ラ・ロンドの名で知られたる高級娼婦の舞踏劇》(1613)より*
9. クロード・ル・ジュヌ(1525/30頃-1600): この美しい目はどうなってしまったのか
10. ボエセー: パルテニスの幸福な滞在
11. エティエンヌ・ムリニエ(1599-1676): ヴィオール合奏のためのファンタジア
12. 作者不詳(カッセルの写本より): フランスの歌
13. ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621): クラント

ハ調の組曲
14. ルイ・クープラン(1626頃-1661): プレリュード
15. ジャック・シャンピオン・ド・シャンボニエール(1601/02-1672): アルマンド「ムティエ(修道院教会)」(L.クープランによるドゥーブル付)
16. ルネ・メザンジョー(1568頃-1638): サラバンド
17. ムリニエ: ついに、私が心を寄せる美しさが
18. シャンボニエール: クラント
19. L.クープラン: シャコンヌ
20. フランス王ルイ13世(1601-1643)/ピエール・シャバンソー・ド・ラ・バル3世(1592-1656)編: 美しい太陽よ、このうららかな春の日に
21. シャンボニエール: パスカリア(パサカーユ)

ヘ調の組曲
22. ボケ: プレルディウム
23. L.クープラン: バスク地方のブランル
24. 作者不詳/A.D.フィリドール編: ガヴォット -『ルイ13世の音楽会』より
25. シャンボニエール: ヴォルト
26. ギヨーム・デュマノワール(1615-1697): アルマンド
27. シャンボニエール: ブリュスク(唐突)
28. シャンボニエール: ロンド
29. シャンボニエール: パヴァーヌ
30. シャンボニエール: クラント
31. シャンボニエール: サラバンド

ト調の組曲
32. ムリニエ/A.D.フィリドール採譜&ド・パスクアル編: ル・ブーフ(牛)
-《ピエール・ド・プロヴァンスと美しきマグロンヌの舞踏劇》(1638)より*
33. 作者不詳/A.D.フィリドール採譜&ド・パスクアル編: アルクールの君子/農夫
-《即興芸人たちの舞踏劇》(1636)より*
34. ボエセー/A.D.フィリドール採譜&ド・パスクアル編: 廷臣たち
-《王の舞踏劇、または古き宮廷》(1635)より
35. 作者不詳/A.D.フィリドール採譜&ド・パスクアル編: エジプトの人々
-《諸国民の舞踏劇》(1638)より*
36. ムリニエ/A.D.フィリドール採譜&ド・パスクアル編: 謎の医者たち
-《ピエール・ド・プロヴァンスと美しきマグロンヌの舞踏劇》(1638)より
37. 作者不詳/A.D.フィリドール採譜&ド・パスクアル編: 町人たち
-《即興芸人たちの舞踏劇》(1636)より*
38. 伝ルイ13世/A.D.フィリドール採譜&ド・パスクアル編: 農夫たち
-《メルレゾン(つぐみ狩り)の舞踏劇》(1635)より
39. 作者不詳/A.D.フィリドール採譜&ド・パスクアル編: パンタロン
-《諸国民の舞踏劇》(1638)より
40. 作者不詳/A.D.フィリドール採譜&ド・パスクアル編: イタリア人たち
-《諸国民の舞踏劇》(1638)より*
41. ボエセー/A.D.フィリドール採譜&ド・パスクアル編: 祭りの道化師たち
-《王の舞踏劇、または古き宮廷》より*

【演奏】
アルノー・ド・パスクアル(クラヴサン〔=チェンバロ〕)
*フランソワ・ゲリエ(第2クラヴサン)

使用楽器:
バルバスト(フランス)のフィリップ・ユモー2005年製作のイタリア型チェンバロ
エミール・ジョバン製作のフランドル型チェンバロ

【録音】
2019年9月3-6日
モンジュルー城(フランス中部イル・ド・フランス地方)

  1. 1.[CDアルバム]

作品の情報

商品の紹介

クープラン一族以前の、フランス鍵盤芸術のルーツを解き明かす本場直送の好企画

太陽王ルイ14世がフランス王として君臨した17世紀後半、その文化政策でリュリやマレなど才能ある作曲家たちが活躍し、国際的に注目されたフランス様式の音楽が花開いたことは広く知られていますが、その発展は「無」から生まれたわけではありません。フランスの宮廷文化は先代のルイ13世の時代に新たな躍進を遂げていたのです。音楽面では、王室に弦楽合奏団「王の24のヴァイオリン」を創設させたのもルイ13世ですし、それまでリュートとオルガンが圧倒的に重要だった独奏器楽の世界にクラヴサンが参入、前二者の音楽様式を模倣しながら発展し始めたのもこの時期。その背景として、ルイ13世が自らクラヴサンを愛奏し、王室に楽器を置いていたことは見逃せません。近年フランス古楽界で通奏低音奏者として広範な活躍をみせているアルノー・ド・パスクアルがここで紹介するのは、そうした音楽文化振興者でもあった「頼れる名手」ルイ13世時代の作例を中心としたフランス・クラヴサン音楽の数々。声楽曲のアレンジのほか、リュート曲・オルガン曲の翻案も巧みで、同時代のイタリア初期バロックや英国の末期ルネサンスとも趣きがやや異なる、フランス特有の洗練のありようをつぶさに確かめられます。ルイ13世も一部作曲に加わったという、その治世下で演奏された宮廷舞踏のための合奏音楽は、後世の採譜をもとに演奏者ド・パスクアル自身が当時流に編曲。16世紀生まれのルジュヌやボエセーの歌曲の編曲からシャンボニエールやルイ・クープランの独奏曲に至るまで、広く知られたクラヴサン楽派の「前史」を、フランス式の楽器が発展する前であるこの時代に重宝されていたイタリア型やフランドル型のチェンバロを使った精妙な演奏でお楽しみ下さい。
ナクソス・ジャパン
発売・販売元 提供資料(2021/08/17)

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