バンド・メンバー作曲の膨大なデモ音源の中から本作のために厳選し、椎名林檎が作詞と歌唱に徹するスタイルでのプロジェクトによる楽曲を収録したサード・アルバムがアナログ化。 (C)RS
JMD(2021/08/07)
オリジナルフルアルバム6作品のアナログ盤を一挙リリース!!
今年6月に10年ぶりとなるニューアルバム『音楽』をリリース。その最新作を含む、オリジナルフルアルバム6作品(『教育』『大人』『娯楽』『スポーツ』『大発見』『音楽』)のアナログ盤を一挙リリース!各タイトル共、24bit/96KHz高音質マスターからカッティングされた重量盤30cmLPの2枚組。
*重量盤とは?
使用している塩化ビニル材料が通常盤は約120g、重量盤は約180g。重量盤は自身の重みによって、通常盤より回転が安定し、その結果、再生クオリティが向上します。
発売・販売元 提供資料(2021/08/06)
椎名林檎が曲を書かず、作詞と歌唱に徹するという予告もさることながら、先行シングル“OSCA”“キラーチューン”そのものを聴いて、あきらかに〈今回はなにか違う!?〉と勘ぐっていたが……アルバムの全貌に触れ、その期待は確信に変わった。〈椎名林檎の歌+破天荒なバンド・アンサンブル〉的なデフォルトを一気にアップデートさせ、ここからがいよいよ〈娯楽〉=お楽しみの時間とばかりに斬新な手の内を次々と披露していく本作は、まさに〈バラエティ〉。演者に徹した姫のキャラクターも変幻自在で、それこそ〈13人の椎名林檎〉が泣き、笑い、これまで聴き手が勝手に作り上げてきた〈かくあるべき姿〉を根本的に覆している。東京事変は(良い意味で)さらに奇っ怪なバンドへと進化したようだ。
bounce (C)久保田 泰平
タワーレコード(2007年10月号掲載 (P92))