| フォーマット | UHQCD |
| 発売日 | 2022年01月19日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | Decca |
| 構成数 | 2 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | UCCD-45005 |
| SKU | 4988031453827 |
構成数 : 2枚
合計収録時間 : 02:20:22
【曲目】
ヨハン・セバスティアン・バッハ (1685-1750)
無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ(全曲) BWV 1001-1006
[CD 1]
1. ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001
2. パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002
3. ソナタ第2番 イ短調 BWV 1003
[CD 2]
4. パルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004
5. ソナタ第3番 ハ長調 BWV 1005
6. パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006
【演奏】
諏訪内晶子(ヴァイオリン)
【録音】
6月7日~11日
7月10日~13日
バーン(オランダ)、ホワイト・チャーチ
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全体的に爽やかで、しなやかで、しかもよく考えられた演奏です。よく考えられたというと機械的にとか、意図的な過度な演出などと捉えられがちですが、諏訪内の演奏は極めて自然な演奏です。また、テクニックがあるのに、それを感じさせない演奏でもあります。
各楽章は、強弱を付けて立体的に聞かせます。ですから速いテンポの楽章も一本調子で弾くことはありません。例えば、パルティータ第3番の1曲目のプレリュードも音が耳を駆け抜けることなくしっかりと耳に留まります。
テンポは、各楽章の性格に合わせて弾いています。たとえば、先程のパルティータ第3番の1曲目のプレリュードは、ナイジェル・ケネディのように超特急で弾いたかと思うと、ソナタ第1番などはゆったりと余裕をもってブルーノ・ワルターのようによく歌っています。
楽章と楽章の空白は、若干長めです。これは、各楽章の性格を浮き立たせるのにとても役立っています。では各組曲全体を通して聞いてみた場合どうか?ちぐはぐに、バラバラに聞こえるのでしょうか?とんでもない!各楽章が相互に整合性をもってちゃんと一つのユニットとなっています。
みなさんが気になっているであろうパルティータ第2番のシャコンヌは、冒頭からとても丁寧に弾いています。1音1音がしかっりと聞こえるとともに音楽としてまとまりをもっています。決して技巧をひけらかすことなく、慈しむように弾いていて、とても洗練された演奏です。
シェリング、シゲティ、スーク、ミルシテイン、ルミニッツァ・ペトレ、クレーメルの旧盤等と並んで、名盤が一つ加わり、嬉しく思います。末永く座右に置いて何度でも聞きたい演奏です。