ムーンチャイルドの名盤『Voyager』が数量限定カラー・ヴァイナルで再発!!
3人のマルチ・プレイヤーのアンバー・ナヴラン、マックス・ブリック、アンドリス・マットソンによって南カリフォルニア大学のジャズ・スクールで結成され、ジャズ・ファンからR&Bリスナーまで魅了するムーンチャイルド。
トム・ミッシュやジョーダン・ラカイらが引き合いに出されて紹介され、タイラー・ザ・クリエイターやロバート・グラスパーが賞賛し、カマシ・ワシントン、スティービー・ワンダー、ジル・スコットらとツアーを周るなど、ポップなシーンからコアな音楽シーンまで幅広く話題となっている彼らが2017年にリリースされた名盤『Voyager』をマーブル盤でリイシュー!
本作『Voyager』においては、ディアンジェロやハイエイタス・カイヨーテ、またジェシー・ボイキンス三世を手がけるジェレミー・モストの存在が、バンドの音楽的な視野を広げることに重要な役割を果たしたという。
レコーディングは、カリフォルニアのレイク・アローヘッドの山荘で行われ、都市から離れたことで、木々に覆われた山脈や、激しく流れ落ちる滝や鳥の歌声に触れ、大自然から受けた影響が作品に染みこんでいる。
ソウルフルでジャジー、オーガニックでとろけるような柔らかなグルーヴを纏った名作!
発売・販売元 提供資料(2021/07/30)
LAの男女ネオ・ソウル・トリオから待望の3作目が到着。前作『Please Rewind』(2014年)の好評によって注目度が増したなかでの今作は、過去2作の延長線上にある期待通りの内容だ。新世代ジャズ界隈との接点があり、メンバー全員が音楽教育を受けた管楽器奏者でもあるが、テクニックや新奇なスタイルの誇示は今回も控えめ。各自の能力をひたすらまろやかで浮遊感あるネオ・ソウルを紡ぐためだけに持ち寄ったという印象は相変わらずで、その点ではよく比較されるインターネットやハイエイタス・カイヨーテの気鋭ぶりとは似て非なるスタンスを持つ。ただし、転調や間奏を多用しつつも洗練された曲構成は見事だし、清らかなフルート・ソロに心洗われる"6am"、ハープの幻惑的な響きがトリップ感を醸す"Doors Closing"など、器楽的素養を感じさせる部分も耳を惹く。何より、そんな複雑な音風景を一瞬で水彩画のように柔らかく滲ませる、アンバー嬢のたゆたうヴォーカルは他に代えがたい。
bounce (C)池谷昌之
タワーレコード(vol.403(2017年5月25日発行号)掲載)