テン年代UKガラージ・ハウス最重要プロデューサー
ジョイ・オービソン初となるフルレングス作品完成!!
未だ色褪せることない2009年のクラブ・クラシック「Hyph Mngo」でデビューを果たし、世界中のアンダーグラウンドなダンス・ミュージックの現場で熱烈に支持されてきた孤高のDJ/プロデューサー、ジョイ・オービソンが初の長編作品にして14曲入りのミックステープ『still slipping vol.1』を〈XL Recordings〉からリリース!!
数々の傑作12インチ・シングルを残しながら、UKガラージやダブステップのポスト・ムーヴメントなどを筆頭にアンダーグランド・ミュージック・シーンを牽引してきた現時点での音楽キャリアを総括した本作は、ロンドン南東部にある彼のWalworth Windowスタジオで録音され、ヘロン、ジェームス・マサイア、バテ、リー・セン、ゴヤ・ガンバニ、タイソンといった鬼才の審美眼に適った新進気鋭のアーティストたちとのコラボレーションが実現。
さらにジャングル/ドラムンベースのレジェンドである叔父のレイ・キースや、幼いジョイオーにドラムンベースやUKガラージを初めて聴くきっかけを与えたという今作のアートワークにうつる従姉妹のリーアンをはじめ、ボイスメモに録音された家族の声がモノローグのように登場し、至高のダンス・ミュージックであると同時に、主役のパーソナルな情景が浮かぶソウル・レコードとしてここに完成した。
発売・販売元 提供資料(2021/07/26)
いまや懐かしいホットフラッシュ発の"Hyph Mngo"で脚光を浴びたのは2009年、UKガラージやUKファンキー、ポスト・ダブステップの領域で名を馳せた英クロイドン出身のプロデューサーがXL から初のアルバム作品をリリース。アンダーグラウンド感の強いストイックなトラックが続く作り……では終わらず叔父のレイ・キースやジャケに写る従姉妹など家族の声を随所に挿入したパーソナルな構成がまさに〈アルバム〉的でおもしろい。
bounce (C)轟ひろみ
タワーレコード(vol.453(2021年8月25日発行号)掲載)