1975年にアレグレ・レコードからリリースされたアンヘル・カナレスの2枚目のアルバム『Sabor』が180g重量盤LPで登場。
作曲家としてのカナレスは、バリオ(スペイン語を話す人の居住区)の生活をしっかりと記録している。このアルバムの中で彼は、故郷から離れていることの郷愁に圧迫されているニューヨークの何千人ものプエルトリコ人を、彼の最も有名な曲のひとつである「Lejos De Ti」で慰めている。この曲は、プエルトリコ人としてのアイデンティティの告白と肯定であり、ニューヨークで育ったとしても、祖国への愛が消えることはないと断言している。サルサの黄金時代、シンガーはあらゆるジャンルをマスターすることが求められていたが、ボレロも例外ではなかった。"La Hiedra" "や "No Te Acostumbre "でのアンヘルのヴォーカルは、芝居がかっており、鼻声でメロディを伸ばすスタイルで、情熱的なバラードに独自の味付けをしています。Sabor Los Rumberos Nuevos」、「Sol De Mi Vida」、「El Cantante Y La Orquesta」、ヒット曲「Hace Tiempo」(ay, ay, ay, ay, no me hagas padecer asiのコーラスが印象的)などの曲は、ピアノ、トロンボーン、パーカッションのソロで盛り上がるサルサ・ダンサーたちを喜ばせ、『Sabor』は大成功を収め、このアルバムを引っさげて、ヨーロッパ、アメリカ、南米をツアーした。
本作はElysian Masters社のフィル・ロドリゲス氏によるオリジナル・テープからのオール・アナログ・マスタリングで初復刻、 メンフィス・レコード・プレッシング(MRP)にて、180g重量盤でプレス。
発売・販売元 提供資料(2021/07/15)