アメリカン・ミュージック・レジェンド、ジョニー・キャッシュが名ライヴ・アルバム『AT FOLSOM PRISON』の発売直前となる1968年4月24日にヒッピー・ムーヴメント真っただ中のサンフランシスコはヘイト・アシュベリーにあるCarousel Ballroomで行ったライヴがCDで発売!グレイトフル・デッドのサウンド・エンジニアでもあったOwsley Stanleyがレコーディングした未発表ライヴ音源が"Bear's Sonic Journals"シリーズで登場!
アメリカン・ミュージック・レジェンド、ジョニー・キャッシュ。彼の貴重な未発表ライヴ音源が新たに発掘!CDとアナログで蘇る。今回発売となるのは、名ライヴ・アルバム『AT FOLSOM PRISON』の発売直前となる1968年4月24日にサンフランシスコのヘイト・アシュベリーにあるCarousel Ballroomで彼が行った未発表ライヴ音源である。
ドラッグに溺れた経験もあり、アウトローのイメージが色濃いキャッシュだが、彼の作品には人生の悲哀、道徳的な試練や贖罪をテーマにしたものも多い。今回リリースされる『BEAR'S SONIC JOURNALS: JOHNNY CASH, AT THE CAROUSEL BALLROOM APRIL 24, 1968』は、キャッシュがリリースした二つの刑務所ライヴ作品『AT FOLSOM PRISON』と『AT SAN QUENTIN』の間に録音されたものとなる。
本ライヴ音源は、ジェファーソン・エアプレインやグレイトフル・デッドのメンバーによって運営されていたライヴ会場"Carousel Ballroom"でサンフランシスコのヒッピー・ムーヴメント/カウンター・カルチャー・シーンで大きな役割を果たした会場の専属サウンド・エンジニア、Owsley Stanleyによってレコーディングされたもの。タイトルに"Bear's Sonic Journals"とあるのは、Owsleyのニックネームにちなんでいるためだ。当時アウトローなイメージでカリスマ的人気を誇っていたキャッシュが、ライヴの約1か月前に結婚したばかりのジューン・カーターとともに伝説のバンド"テネシー・スリー"(ギタリストのルーサー・パーキンス、ベーシストのマーシャル・グラント、ドラマーのW.S.ホランド)をバックに演奏している姿を捉えている。この時のセットリストは、当時のキャッシュのライヴとは少し異なっており、ボブ・ディランの曲を2曲(「Don't Think Twice It's Alright」と、彼の最初の録音である「One Too Many Mornings」)カバーしたり、「The Ballad of Ira Hayes」などあまり演奏されることが無かった楽曲が含まれている。
Owsley Stanleyは、このキャッシュのコンサート音源を聞き返した時、何か特別なものを捉えたと感じ、すぐ保存することにしたという。それが今"Bear's Sonic Journals"シリーズとしてリリースとなる。
カントリー・ミーツ・カウンター・カルチャーとも呼べそうな、キャッシュのヒストリーの中でも『AT FOLSOM PRISON』リリース直前という重要な時期にレコーディングされたライヴ・アルバム。アメリカン・ミュージックの歴史に残るコンサートがCDで登場だ。
発売・販売元 提供資料(2021/10/08)