フォーマット |
LPレコード |
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構成数 |
2 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2021年08月06日 |
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規格品番 |
ZEN122HC |
レーベル |
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SKU |
5054429148725 |
音楽家ジェイソン・スウィンスコーを中心に結成、99年のデビュー以来ジャズをベースとした実験性の高いスリリングなエレクトロニック・サウンドや壮大なストリングスのアレンジで人気を博すザ・シネマティック・オーケストラが、21世紀の音楽シーンに多大な影響をもたらした歴史的名作『Ma Fleur』をクリア・ヴァイナルで〈Ninja Tune〉より再発。
ここ日本において、2016年には俳優・大沢たかおが出演するキリン本搾りチューハイのCMにアルバム収録曲「To Build A Home」が使用されたことでも大きな話題を呼び、アルバムとしては世界中で5億回以上の再生を記録するなど、音楽史に残る名作として知られる本作。
今回のリイシュー盤はヴァイナルには初収録となる「Flowers」、「Talking About Freedom」、「Colours」の3曲が追加収録され、両面印刷された4枚のアートプリントが付属する。
生楽器を全面にフィーチャーした美しいサウンドで、彼らの果てしない音楽的可能性を改めて証明した最高傑作の呼び声高い本作は人生における「愛と喪失」をテーマに、架空の映画のサウンドトラックとして制作された。ジェイソンと脚本家との間で幾度となく楽曲のやり取りを重ねるというプロセスを経て完成し、またそれぞれのシーンと曲を表現した抽象的、比喩的な写真も作品にフィードバックされている。
日常で起こりうる様々な場面での感情をシネマティックらしい繊細かつダイナミックなサウンドで見事に表現しており、また前作でも共演したソウル・ディーヴァことフォンテラ・バスやルー・ローズ等のゲスト・ボーカルが参加する事により、さらなる映像空間を聴く者の脳裏に鮮明に映し出していく。
痛いほど美しく、人生における「愛と喪失」をテーマに、聴く者の人生に様々な光と影を伝える傑作。
構成数 | 2枚
エディション | Reissue
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1.[LPレコード]【A面】
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1.To Build A Home
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2.Familiar Ground
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3.That Home
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4.Child Song
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【B面】
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1.Music Box
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2.Ma Fleur
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3.Prelude
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4.As The Stars Fall
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2.[LPレコード]【A面】
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1.Into You
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2.Breathe
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3.Time and Space
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レビュー-
スピリチュアルなクラブ・ジャズを奏でる代表格として、その名を各方面に轟かせているシネマティック・オーケストラ。オリジナル・アルバムとしては『Everyday』以来5年ぶりとなるこの新作は、音の美しさにさらなる磨きを掛けた逸品だ。切なげなピアノやギターのフレーズが淡々と紡がれるなか、楽曲全体を覆うようにアレンジされたストリングスと、すっかり常連になったフォンテラ・バスの歌声が絶妙に溶け込めば、そこには得も言われぬマジックが生まれる。凛とした響きのなかに醸し出される温かみは彼らの真骨頂だ。作品を通じてドラマティックな構成と流れが用意されているあたりからは、アルバム一枚をひとつの楽曲と捉えることも可能だろう。なお、アートワークの美しさも特筆モノで、自然の陰陽を見事に切り取って、曲ごとのイメージ源になったという写真の数々は、音そのものと同様に本作の核を成す表現として主張してくる。
bounce (C)池田 謙司タワーレコード (2007年05月号掲載 (P75))
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