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人工島戦記 ――あるいは、ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかのこども百科

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フォーマット 書籍
発売日 2021年09月24日
国内/輸入 国内
出版社ホーム社
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784834253504

特典情報

人名地名その他ウソ八百辞典/人工島戦記地図

構成数 : 1枚

  1. 1.[書籍]

構想30年!!橋本治が挑んだ、空前絶後・前代未聞の全体小説、3000枚超の遺稿と共に遂に刊行!

千州最大の都会である比良野市では、志附子湾を埋め立てて「人工島」を作る計画が着々と進んでいた。それを知った国立千州大学二年生のテツオとキイチは、すでにある市民運動に共感することが出来なかったので、新しい反対運動を立ち上げる。彼らにとって唯一ピンと来るのは、「人工島?そんなのいらないじゃん」という、そのことだけだったのだ。

大学ではテツオとキイチを中心に同好会が組織され、人工島建設への反対運動が動き始めるが、話はやがて彼らの父母、祖父母、兄弟、近所の人々の人生にまで脱線し、街全体の歴史とそこで生きる人々の姿が浮かび上がっていく。
架空の地方都市を舞台に、この国の姿を描いた未完の大長編!!

創作の秘密を明かす500枚を超える「人名地名その他ウソ八百辞典」と、本作品の舞台である架空の街、比良野市及びその周辺について著者自身が描いた「人工島戦記地図」付。
ページ数 1376頁。

作品の情報

あらすじ
平成四年の一九九二年の五月のある日、キイチの部屋でゴロゴロしながらテレビを見ていたテツオは、「こんなのいらねーよなー」と言った。
テレビは夕方のニュースで、「志附子湾人工島計画に反対する市民の動き」というのをやっていた。
比良野市長の辰巻竜一郎は、「比良野市の発展と志附子湾再開発のため」に志附子湾の四分の一を埋め立ててしまうような「人工島計画」を発表し、それに対して「環境派の市民団体」が反対を表明しているというのだった。

メイン
著者: 橋本治

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