Arthur RussellやArcaなどが引き合いに出されるほどの存在感を放つ
ロンドンの新鋭アーティスト、Tirzahによる最新アルバム!
インディー~R&B~エレクトロニック~エクスペリメンタルとジャンルを横断する独自のスタイルで、Arthur RussellやArcaなどが引き合いに出されるほどの存在感を放つロンドンのシンガーソングライター、Tirzah。
2018年にリリースした『Devotion』はPitchfork、Clash、Loud and Quiet、Resident Advisor、The Guardian他多数のメディアからアルバム・オブ・ザ・イヤーに選出され、一躍注目を浴びた彼女が最新作『Colourgrade』を〈Domino〉よりリリース。
本作には出産の経験が大きな影響を与えており、回復、感謝、新たな出発がテーマとなっている。
アーティストとしての活動と同時に、母と子の間に初めて共有される愛の形を発見した彼女がシンガーとして新たな一面を表現した作品。
先行公開曲「Tectonic」はサウス・ロンドンの新鋭Coby Sayとの共作で、ベースミュージックやR&Bなど様々な音楽的影響を感じさせながらもTirzahの作家性ともいえる物憂げな雰囲気が醸し出た楽曲となっている。
他にもミニマルでオルタナティブなトラックが続いた後に歪んだエレキギターのサウンドが強烈に響き渡る「Send Me」など全10曲を収録。
発売・販売元 提供資料(2021/06/28)
前作からの3年の間に結婚し、子宝に恵まれたことを表現するように、アートワークには絵本が映り込む……そんなパーソナルな変化はサウンドにも反映。大胆に採り入れたエレクトロニックで実験的なサウンドはアルカを彷彿とさせ、また時にはトリッキーやマッシヴ・アタックのような冷たい夜の音が顔を見せる。今作でもティルザーは、多くのアーティストが生まれるロンドンの中でもひときわ大きな存在感を放っている。
bounce (C)長谷川義和
タワーレコード(vol.455(2021年10月25日発行号)掲載)