フォーマット |
CD |
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構成数 |
1 |
国内/輸入 |
国内 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
1993年01月21日 |
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規格品番 |
KICS-283 |
レーベル |
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SKU |
4988003132828 |
構成数 | 1枚
合計収録時間 | 00:53:06
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1.[CD]
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1.太鼓伝00:05:08
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2.犀太郎がゆく00:08:14
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3.河内楽士00:05:31
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4.大地へ00:08:07
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5.重金魂00:05:56
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6.山下りの花道00:05:53
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7.錦江湾波風囃子00:09:56
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8.去りゆく犀太郎00:04:21
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鼓膜、というからには耳の穴の奥にも太鼓が潜んでおり、また、鼓動、というからには心臓の運動もまた太鼓打ちのようなものなのだろう。つまりだ、個々の人間には、生まれつき2種類の太鼓が備わっているわけだ、外界の振動を感受・増幅するための太鼓と生命活動を維持・続行させ律動させるための太鼓とが。そしてまた、人間1人1人が自らの内にそれぞれの太鼓を持っているのと同様、個々の民族がそれぞれ固有の太鼓を持っている。日本人は和太鼓。手で打つ鼓(つづみ)というものもあるけれど、木のバチで叩くものとしては専ら和太鼓一筋に日本民族は己の情念を託してきたわけだ、喜怒哀楽も肉欲も精進も。あの肚にどしんと低く深々と響く音に、万感の思いが宿っている。ただ1つの短い念仏の文句に一切合財を委ねる日本民族の姿とも、それは重なって来るだろう。
和太鼓は裏にも表にも皮が張ってあって、それはまるで、未知にして既に馴染みの己の分身(ドッペルゲンガー)に届けとばかりに、力を込めて打つためのものであるかのようだ。あるいは、禅定にあるシヴァ神の三昧境を破ろうとして矢を放つ愛欲の神カーマ、そのカーマを第三の眼の閃光で焼き殺す忿怒せるシヴァ、いわばこの2神の相を和太鼓は併せ持っているともいえるか。あるいは、入神の一打によって日本とアフリカが直通するトンネルとしての和太鼓。空に目を向ければ、太陽の黒点は、神々が太陽を太鼓にして叩いたときの痕跡・残像であるか。
それにしても不撓不屈の犀のスピリットを手懐け、震え揺れ撓う和太鼓に召喚し、滔々と音に流露させるのが腕の魅せどころである。まさにそのときにこそ、和太鼓はハードコアになるんやッ、いや、ハードコアに還っていくんやッ…。そのコアなる1点目がけて、打ち去りなむ、いざ。
それにしても和太鼓の響きを聞けば、血が騒ぎつつ、なお血が鎮まるのは、これ如何に?
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