Satellite (20th Anniversary Edition)

2000年代を席捲したヘヴィ・ロック/ニュー・メタルの代表作が、20年の時を超え今生まれ変わる…! サンディエゴが生んだ最重要ヘヴィ・ロック・アクト、P.O.D.が2001年に発表した、ヘヴィ・ロック・シーンの象徴的アルバムにして世界的大ヒットを記録した代表作『SATELLITE』が、発売20周年を記念したアニバーサリー・エディションとなってここに登場! オリジナル・アルバムの最新リマスター音源に加え、Bサイド曲やレア音源などを収録したボーナス・ディスクをコンパイルした2枚組CD仕様!

1992年にサン・ディエゴで活動をスタートさせ、そのジャンルを飛び越えたヘヴィ・グルーヴが渦巻くラウド・ロック・スタイルで全世界から注目を集める存在となった、2000年代のヘヴィ・ロック・シーンを代表する重要アクト、P.O.D.。現在までに10枚のアルバムを発表し、その累計アルバム・セールスは実に1,200万枚を超え、3度のグラミー賞ノミネートや、『マトリックス・リローデッド』を初めとする数々の映画にも楽曲を提供するなど、ヘヴィ・ロックの中心的存在としてシーンを牽引してきた堂々の存在感を持つアクトだ。

P.O.D.の魅力は、ラップやレゲエ、パンク、ジャズ、様々なジャンルを貪欲に取り入れ、その全てをヘヴィ・グルーヴに乗せて吐き出していくという、2000年代ラウド・ロック・シーンの代名詞的ヘヴィ・サウンドだ。初期はラップ・メタルに重点を置いたスタイルであったが、その後独自のヘヴィネスを構築しながらP.O.D.印とも言うべきサウンドを確立していった彼らが世界的な人気を確立することとなった、2001年発表の通算4作目にして2000年代を代表するアルバム『SATELLITE』が、発売20周年を記念したアニバーサリー・エディションとなってここに登場する…!(1/2)

1999年に発表したメジャー・デビュー・アルバム『THE FUNDAMENTAL ELEMENTS OF SOUTHTOWN』でメインストリームでの成功を収めたP.O.D.が、その人気を世界規模に広げ、さらなる成功を収めることとなったのが、2001年に発表したこの『SATELLITE』だ。ニュー・メタル/モダン・ロック/ラウド・メタル…、様々な呼び名がつけられた2000年代のヘヴィ・ミュージックだが、そのシーンを代表する作品の一つであるこのアルバムは、全米アルバム・チャート初登場6位を記録、USだけで300万枚、ワールドワイドでは実に700万枚以上のセールスを記録し、2002年には楽曲「Alive」でグラミー賞ベスト・ハード・ロック・パフォーマンス部門に、2003年には楽曲「Portrait」でベスト・メタル・パフォーマンス部門、「Youth Of The Nation」でベスト・ハード・ロック・パフォーマンス部門にノミネートされるなど、名実ともにシーンを代表するバンドへと彼らを押し上げていった記念すべき作品なのだ。

今回発売されるこの『SATELLITE (20TH ANNIVERSARY EDITION)』は2枚組CD仕様となっており、Disc 1にはオリジナル・アルバムの最新リマスター音源を収録、ボーナス・ディスクとなるDisc 2には、「Critic」や「Sabbath」といったヨーロッパで発売されていたシングルのBサイド曲を始め、日本盤用ボーナス・トラックとして収録されていた「Rock The Party - RTP Remix」や、「Boom」のクリスタル・メソッド・リミックスといったリミックス音源、「Alive」の未発表セミ・アコースティック・ヴァージョン、そしてこちらも未発表の貴重なデモ音源などがたっぷりと収録されている。(2/2)

During an era when most heavy metal bands wallowed in their own misery, singing about pain and sadness, P.O.D. offered a more optimistic alternative. The band had been releasing music since the late '90s, but it was this album rather than its commercially overlooked predecessor, The Fundamental Elements of Southtown (1998), that reached out to countless listeners. Quite simply, you can't deny the emotion P.O.D. funnels into its songs. The sentiment feels genuine, as if this band truly cares about its listeners, one of the key reasons why this album shook the metal world in 2002. And, as most listeners will no doubt agree, it did so for the better. The metal world needed an album like Satellite in 2002, just like it needed a band like P.O.D. to challenge longtime metal heavyweights like Tool and Korn for supremacy. The spiritual, emotional band writes songs about promise and hope -- songs that inspire you to celebrate life, not despise it. It's not just the singing of vocalist Sonny either, though his soaring voice has much to do with it. Rather, it's the band as a whole that gives the songs on Satellite so much affective power. These four guys obviously love making music together, and that passion comes across in every song. Guitarist Marco, bassist Traa, and drummer Wuv fuse a variety of influences -- metal, hip-hop, dub, Rage Against the Machine -- and create music that stands on its own, apart from the many other nu-metal bands of the time. In particular, "Alive" and "Youth of the Nation" stand out as rallying calls for metal fans looking for music about living, not dying. ~ Jason Birchmeier

全米では初登場6位を記録しているP.O.Dのセカンド・アルバム。メキシコとの国境も近いサンディエゴ出身ということもあって、情熱的に躍動するリズムと、社会の底辺から捉えたメッセージがひとつになって胸を突き刺す。ソウル（バッド）・ブレインズのHRもゲストで参加した“Without Jah, Nothing” が、抜群にカッコいい。敬虔なクリスチャンのバンドらしく、思慮深い歌詞も、サウンドとともに併読すべし。
bounce (C)田中 拓宏