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在庫あり| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 2021年08月20日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | Warner Classics |
| 構成数 | 5 |
| パッケージ仕様 | ボックス |
| 規格品番 | 9029500428 |
| SKU | 190295004286 |
構成数 : 5枚
合計収録時間 : 06:00:24
エディション : Remaster
【曲目】
グスタフ:マーラー:
《CD1》
交響曲第1番ニ長調『巨人』
交響曲第6番イ短調『悲劇的』より第1楽章
《CD2》
交響曲第6番イ短調『悲劇的』より第2-4楽章
《CD3》
交響曲第5番嬰ハ短調
《CD4》
交響曲第9番ニ短調
《CD5》
1-4)『さすらう若者の歌』
5)『リュッケルト歌曲集』より「私はこの世に捨てられて」
6-10) 『亡き子をしのぶ歌』
11-15) 『リュッケルト歌曲集』
【演奏】
ジョン・バルビローリ(指揮)
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ:CD5)
ハレ管弦楽団(第1番/CD5:Tr1-10)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(第5,6番/CD5:Tr6-10)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(第9番)
【録音】
11-12.VI.1957 , Free Trade Hall, Manchester (第1番)
17-19.VIII.1967, Kingsway Hall, London(第6番)
16-18.VII.1969: Town Hall, Watford, Hertfordshire(第5番)
10-11, 14 & 18.I.1964, Jesus-Christuskirche, Berlin-Dahlem(第9番)
4.V .1967, No. 1 Studio, Abbey Road, London(CD5:Tr1-5)
12-13.VII .1967, No. 1 Studio, Abbey Road, London(CD5:Tr6-10)
16-18.VII.1969 , Town Hall, Watford, Hertfordshire(CD5:Tr11-15)
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マーラーに対するアプローチは実に様々である。苦悩する作曲家に寄り添うかのようなワルター、峻厳なクレンペラーから、憑依型のバーンスタインやテンシュテット、更には分析家タイプのブーレーズやジンマン、また最近ではピリオド奏法を取り入れたグザヴィエ=ロトなど、様々であり、それぞれに全く異なる作品像を見せてくれた。
それでバルビローリはというと、歌心溢れるアプローチである。曲の隅々にカンタービレの精神が息づいており、マーラーが歌曲を元に交響曲を書いていることを改めて思い起こさせてくれる。
確かに録音は古く、歴史的遺物と見做す気持ちも分からなくはない。が、もしこれが歴史的遺物なら、ワルターもクレンペラーもメンゲルベルクも尽く歴史的遺物になってしまうだろう。演奏を受け継いできた巨匠達への敬意を持って、価値を見出したいものである。
とはいえ、流石に1957年録音の《巨人》は音が悪い。この年代だと、DECCAはffrrを、RCAはLiving Stereoを採用し、目の覚めるような鮮烈なステレオ技術を持っていたことを考えると、当時のEMIは大きく水をあけられていたと言わざるを得ない。
勿論、一応は「ステレオ」ということにはなっているが、それはステレオと呼ぶより「疑似ステレオ」と呼ぶべきチープな音響であり、この名演の価値を大きく損ねている。他が素晴らしいだけに残念である。
《巨人》の分をマイナスして星4つ!