世界中のアフリカ音楽ファンに注目されるベルギーのレーベル、プラネット・イルンガの新作は「コンゴ音楽の王様」フランコ率いる O.K.ジャズ楽団の 60年代 ~ 70年代初頭までの音源を2枚組 LPにコンパイル!
ベルギーのレーベル「Planet Ilunga」がフランコ楽団による1956-61年の貴重音源を復刻し、世界中のアフリカ音楽ファン、ポピュラーミュージック・ファンを歓喜させたのが 2017年。それから約3年、ふたたび同楽団をテーマに編まれたコンピレーションが本作である。
今回はさらに時代が進んで60年代から70年代初頭の音源を収録。フランコを筆頭とするコンゴ民主共和国の音楽家達がもっとも革新的だった時期であり、音楽的アイデンティティを確立し、西・中央アフリカの音楽シーン全体をリードしていた時期であるが、本作はそんなアフリカ音楽の最重要期ともいえる年代に録音されたフランコ楽団の音源を、レコードの各面ごとにテーマを設けてコンパイルしている。SIDE-Aは70年代初頭にフランコが設立した自身のレーベル「Editions Populaires」の音源で構成。自身の楽団のすべてをフランコがコントロールしていた時期であり、同時にアコースティック・ギターに回帰したバンド・アンサンブルに没頭、またルンバ第一世代ともいえるミュージシャンとのコラボレーションに熱心だった時期だ。SIDE-Bではフランコ楽団がベルギーのブリュッセルにあった「African」レーベルで行った60年代の初海外録音を収録。SIDE-Cでは楽団のルーツが垣間見えるジャズやキューバ音楽のユニークなカバーを、そしてSIDE-Dでは広大なコンゴのフォークロアに根差した楽曲、またリンガラ語以外での作曲にチャレンジした音源を収録するなど、多角的にフランコ楽団の音楽性にフォーカスしている。
今回も180 G重要盤にゲートフォールド・スリーヴ、英語/仏語の詳細なライナーノーツ、貴重フォト満載というこの上ない作り。アフリカ音楽ファンはもちろん、全てのポピュラー・ミュージック・ファン必携の作品と言えるだろう。
* Double LP (vinyl-only): 23 tracks
* Gatefold sleeve with many photo's and extensive liner notes in EN + FR
* 180 gram vinyl
* Limited and numbered release
* Artwork: Pierre Huyghebaert & Sophie Boiron (Specu uloos)
* Studio engineers: Pieter de Wagter (Equus) and Michael Kuhn (Dubplates & Mastering)
発売・販売元 提供資料(2021/10/08)