聴き終わった後の高揚感、満足感が、最高でした(素直な感想)。大ヒットした前作「パズル」とは違うモノをキーワードにたくさんの機材を買い揃え、自分達が求める”Best”な音色とリズムを手に入れた今作。グザヴィエのヴォーカル、抜群のサウンドメイキング、彼らの愛する「ソウル」が宿った大傑作パノラマ・ポップ・ミュージックに大拍手!買い逃したら絶対損しますよ。 (C)1500マイル
タワーレコード(2002/10/10)
いやぁ~やばい。やばすぎです。1stが、とんでもない内容だったんで、正直ちと心配してたけど、2ndもまたしても永久保存盤に決定!!フィリーソウル風なストリングスが絡む(2)、ドライブ感がありサビで爆発する(5)、モータウン調なスタカン+ブラドリーズな(8)。。。本作もアルバム1枚通して聴けるフトコロの深さがが白眉。 (C)DaKaRa
タワーレコード(2002/10/10)
タヒチ80、3年ぶりの新作もやはり、16ビートのハイハットに先導されファンファーレが鳴り響く仕上がり。前作『Puzzle』では、例えば“Mr. Davis”でキンクスのレイ・デイヴィスの視点をモノにし、また、日本盤ボーナス・トラックではバーズの“So Young Want To Be A Rock & Roll Star”のカヴァーを聴かせてくれた彼らだが、やはりそこから感じるのは、シニシズムよりもピュアなポップ・ミュージックへの眼差しだった。ともすれば、その軽快なステップに隠されてしまうけれど、タヒチ80は生来、不器用で無骨なバンドではなかったか? 必要十分なバラエティーとファンタジー。だからこそ、希有なフレイヴァーが香りたつ。アンディ・チェイス(アイヴィー)とのタッグも健在。易々とトレンドには回収されえない強度。タヒチ80は自分たちなりの〈幸福論〉を携えていた、ということ。そして、それを幾分メランコリックに証明した第2幕。見事。
bounce (C)福田教雄
タワーレコード(2002年10月号掲載 (P89))