Eric Clapton (Anniversary Deluxe Edition)

エリック・クラプトンのファースト・ソロ・アルバム『エリック・クラプトン・ソロ(原題:「Eric Clapton」)』(オリジナル・リリースは1970年8月)の50周年記念デラックス・エディションのリリースが決定!!

このアルバムは、路線変更の素晴らしい成功例のひとつとしてロックの歴史に刻まれている。
エリック・クラプトンは1960年代にギター・ヒーローのひとりとして頭角を現し、強い影響力を誇っていた。
そんなイギリスのスーパースターがこのアルバムで果敢にも変身を遂げ、新たな音楽性を追求したのである。
ここでのクラプトンは華やかなトップ・ギタリストから多芸多才なレコーディング・アーティストへと変化しており、派手でテクニカルな演奏を控えめにする代わりに、楽曲を重視したアンサンブルを打ち出していた。そうした方向性は、このあと大成功を収めていく彼のソロ・キャリアの基本路線となった。
このアルバムのレコーディングでは新たな顔ぶれのアメリカ人ミュージシャンが起用されており、そうして完成したルーツ志向の楽曲はクラプトンの才能を引き立てる刺激的な枠組みとなっている。
50周年を記念してリリースされる今回の"アニヴァーサリー・デラックス・エディション"には、以下の3種類のミックスが収録されている。

●エリック・クラプトン・ミックス
●デラニー・ブラムレット・ミックス
●トム・ダウド・ミックス (UKヴァージョン)

アルバム収録曲すべての"エリック・クラプトン・ミックス"が発表されるのは今回が初めて。またこの"アニヴァーサリー・デラックス・エディション"には、収録曲の別ヴァージョン、レコーディング・セッションのアウトテイク、シングル音源も併せて収録。

Eric Clapton's eponymous solo debut was recorded after he completed a tour with Delaney & Bonnie. Clapton used the core of the duo's backing band and co-wrote the majority of the songs with Delaney Bramlett -- accordingly, Eric Clapton sounds more laid-back and straightforward than any of the guitarist's previous recordings. There are still elements of blues and rock & roll, but they're hidden beneath layers of gospel, R&B, country, and pop flourishes. And the pop element of the record is the strongest of the album's many elements -- "Blues Power" isn't a blues song and only "Let It Rain," the album's closer, features extended solos. Throughout the album, Clapton turns out concise solos that de-emphasize his status as guitar god, even when they display astonishing musicality and technique. That is both a good and a bad thing -- it's encouraging to hear him grow and become a more fully rounded musician, but too often the album needs the spark that some long guitar solos would have given it. In short, it needs a little more of Clapton's personality. ~ Stephen Thomas Erlewine