プリンスの1987年アルバム『サイン・オブ・ザ・タイムズ』ツアーから史上最大のファンキー・スペクタクルを捉えたライヴ・ムービー! (C)RS
JMD(2021/06/10)
プリンスの1987 年アルバム『サイン・オブ・ザ・タイムズ』ツアーから史上最大のファンキー・スペクタクルを捉えたライヴ・ムービーがいま蘇る!
【2021 版完全再監修日本語字幕/日本語解説書付き】
2016年、57歳の若さでこの世を旅立ったプリンスだが、その音楽は4(フォー)エバーだ。昨年にはオリジナルが2枚組として発表された『サイン・オブ・ザ・タイムズ』が全92曲/8枚組CD のスーパー・デラックス・エディションとして再発、異例のヒットを記録したばかり。永遠のクラシック・アルバムと呼ばれる同作に伴うヨーロッパ・ツアーからの公演は劇場映画用に撮影されたが、完璧主義者のプリンスは満足がいかず、自らの所有するミネアポリス郊外のペイズリー・パーク・スタジオでほとんどのライヴを撮り直したのが『サイン・オブ・ザ・タイムズ』だ。
『パープル・レイン』(1984)、『アンダー・ザ・チェリー・ムーン』(1986)に続く主演第3 弾、自ら監督も手がけた作品ゆえ、全編プリンス尽くしの本作。セクシーな歌声とグルーヴィなギター、軽快なステップとダンス、曲ごとに変わっていく奇想天外なファッション、随所に挟み込まれる寸劇など全84分、ナルシシズムを超えた、世界を陶酔させる展開は一瞬たりとも目を離すことが出来ない。
ライヴ演奏されるのは『サイン・オブ・ザ・タイムズ』からのナンバーを軸とした楽曲。社会へのメッセージを込めた「サイン・オブ・ザ・タイムズ」から家屋を揺るがすダンス・ナンバー「ハウスクウェイク」、ソウルフルに歌い上げる「スロウ・ラヴ」、ポップ志向に舵を切った「プレイス・オブ・ユア・マン」など、1曲ごとに異なった表情のナンバーで魅せっぱなしだ。他アルバムからの「リトル・レッド・コルベット」やチャーリー・パーカーの「ナウズ・ザ・タイム」などを挟みながらも、アルバムの世界観を貫いている。
プリンスをバックアップする面々も千両役者揃いだ。自らのバンド、ザ・レヴォリューションを解散させて新たなステップを踏み出した本ツアーゆえ、メンバー達も気合いが入っている。シーラ・E は腰骨を突き動かすドラムス&パーカッションで喰らわし、ダイナミックなドラム・ソロも披露している。ザ・レヴォリューションから続投のドクター・フィンクによるキーボードも鉄壁のプリンス・サウンドを支えるものだ。さらにダンサーのキャット・グローヴァーはスキットでプリンスと妖艶なカラミを見せ、本作をさらに濃密なものにしている。
なお幻想(?)シーンとして挿入される「ユー・ガット・ザ・ルック」では、当時熱愛の噂があったシーナ・イーストンを特別出演でフィーチュア。大物カップルならではのぶつかり合いが火花を散らす。当時29歳のプリンスによる、絶頂期のステージを余すところなく収録。繰り広げられるプリンス・ワールドはソウルフルでロックでジャズで、どこまでもファンキーだ!
発売・販売元 提供資料(2021/06/07)
[STAFF]
監督:プリンス
製作:ロバート・カヴァロ、ジョゼフ・ラファロ、スティーヴン・ファーグノリ
撮影:ピーター・シンクレア
[CAST]
プリンス(ヴォーカル)
シーラ・E(ドラムス、ヴォーカル)
Dr.フィンク(キーボード)
ミコ・ウィーバー(ギター)
レヴィ・シーサー・Jr.(ベース)
エリック・リーズ(サクソフォン)
アトランタ・ブリス(トランペット)
ウォーリー・サッフォード(コーラス)
グレゴリー・アレン・ブルックス(コーラス)
ボニー・ボイヤー(キーボード、ヴォーカル)
キャット(ダンス、ヴォーカル)
シーナ・イーストン(ヴォーカル) [特別出演]
発売・販売元 提供資料(2021/06/07)