Buena Vista Social Club: 25th Anniversary Edition (2CD+2LP Bookpack Deluxe Box Set)

世界にキューバ音楽旋風を巻き起こした歴史的名盤『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の発売から25周年――ライ・クーダーがキューバのレジェンドたちと共に作り上げたアルバムが、最新リマスター&1996年のオリジナル・アルバム・セッションからの未発表音源を加えたアニヴァーサリー・エディションで蘇る!!デラックス・ブックパック・エディションには、アート・プリントやハバナ・クラブの歴史を掲載したブックレットも収録!歴史的にも貴重なアルバムに新たなページが加わった――!

グラミー賞を受賞し、世界的にも大ヒットとなった名盤『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』。ハバナで録音されたこのアルバムは、ライ・クーダーにとっては1994年にグラミー賞を得た《トーキング・ティンバクトゥー》以来久しぶりのワールド・サーキットでもあった。多彩なギターを操るライ・クーダーが、キューバのトップクラスのシンガー、ミュージシャンとともにハバナの伝説的スタジオで制作したこのアルバムには、伝説のシンガー/ギタリスト、コンパイ・セグンド、そしてクーダーが「これまでに出会った最高のソロ・ピアニスト」とクーダーが評するルベーン・ゴンサレス、ヴォーカリストにサンティアゴ出身のソンのベテラン、'キューバ音楽界の黄金の声'イブライム・フェレール、「キューバのエデッィト・ピアフ」とも呼ばれる偉大なるボレロ歌手オマーラ・ポルトゥオンド、「クァルテット・パトリア」のリード・シンガー/ギタリストのエリアデス・オチョアら"キューバ音楽の至宝"とともに作り上げたこのアルバムは、さらにヴィム・ヴェンダーズによって映画化され、キューバン・クラシックスに新たな息吹を生命を吹き込んだだけでなく、世界に"キューバン・ミュージック"旋風を巻き起こした。(1/2)

それから25年――その名盤が未発表音源を多数収録したデラックス・エディションで蘇った!今回リリースされる『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ:25周年アニヴァーサリー・エディション』は、オリジナル・アルバムの最新2021年リマスター音源に、1996年のオリジナル・レコーディング・セッションからの未発表音源を追加収録している。アルバムのリマスターを手掛けたのは、バーニー・グランドマン。CDのCD2、そしてアナログのLP2に収録されているこれら未発表音源の中には、アルバムからのアウトテイクや別ヴァージョンが含まれており、その中からエリアデス・オチョアとコンパイ・セグンドがヴォーカルをとる「Vicenta」が先行トラックとしてリリースされている。

デラックス・ブックパックには、さらに新規ライナー・ノーツに貴重な写真や歌詞、歴史的クラブ、ハバナ・クラブの歴史を掲載した40ページのブックレット、そして2枚のLPサイズのアートプリントが封入されている。

ライ・クーダーとともにアルバムのプロデュースを手掛けたニック・ゴールドは本アニヴァーサリー・エディションについてこうコメントしている。
「『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』は時代を超越した最高のキューバ音楽を捉えた一世一代のレコーディングだ。25年前にハバナのスタジオで生み出された魔法は、今でも変わらず生き生きと素晴らしい」
彼が語るように、ここに収録されている音楽の数々には、録音された当時の空気がそのまま伝えられている。当時ライ・クーダーがBBC Radio2とのインタビューの中で「私が参加したアルバムの中で最高のものだ」と語り、「生涯最高の音楽的な体験」だったとも語る、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』。時代に埋もれたかも知れなかったキューバ音楽に光を当て、現代へと繋いだ歴史的名盤が、新たな音像とともに蘇る!(2/2)

This album is named after a members-only club that was opened in Havana in pre-Castro times, a period of unbelievable musical activity in Cuba. While bandleader Desi Arnaz became a huge hit in the States, several equally talented musicians never saw success outside their native country, and have had nothing but their music to sustain them during the Castro reign. Ry Cooder went to Cuba to record a musical documentary of these performers. Many of the musicians on this album have been playing for more than a half century, and they sing and play with an obvious love for the material. Cooder could have recorded these songs without paying the musicians a cent; one can imagine them jumping up and grabbing for their instruments at the slightest opportunity, just to play. Most of the songs are a real treasure, traversing a lot of ground in Cuba's musical history. There's the opening tune, "Chan Chan," a composition by 89-year-old Compay Segundo, who was a bandleader in the '50s; the cover of the early-'50s tune "De Camino a la Verada," sung by the 72-year-old composer Ibrahim Ferrer, who interrupted his daily walk through Havana just long enough to record; or the amazing piano playing on "Pablo Nuevo" by 77-year-old Ruben Gonzalez, who has a unique style that blends jazz, mambo, and a certain amount of playfulness. All of these songs were recorded live -- some of them in the musicians' small apartments -- and the sound is incredibly deep and rich, something that would have been lost in digital recording and overdubbing. Cooder brought just the right amount of reverence to this material, and it shows in his production, playing, and detailed liner notes. If you get one album of Cuban music, this should be the one. ~ Steve McMullen