ポップス界きっての売れっ子プロデューサー=ジャック・アントノフのソロ・プロジェクト=Bleachers(ブリ―チャーズ)4年ぶりのアルバム『Take the Sadness Out of Saturday Night』
ブルース・スプリングスティーンとのコラボ曲「チャイナタウン」 他、全10曲を収録。
グラミー賞5冠を誇り、テイラー・スウィフト、ピンク、シーア、カーリー・レイ・ジェプセン、ロードなどのソングライティング/プロデュースも手掛け、ポップ/ロック・バンド=ファン.のメンバーとしても知られるポップス界髄一のヒットメイカー=ジャック・アントノフ。今年3月に行われた第63回グラミー賞では、ジャックが制作に大きく携わったテイラー・スウィフト『フォークロア』が<年間最優秀アルバム>賞を受賞し、授賞式でテイラーと共にパフォーマンスをしたことも記憶に新しい。ソングライター/プロデューサーとしての評価が大きく高まる中、彼自身のソロ・プロジェクトである<ブリーチャーズ>の4年ぶり3作目となるアルバム『テイク・ザ・サッドネス・アウト・オブ・サタデー・ナイト』が発売される。
昨年11月にリリースされた、ブルース・スプリングスティーンとのコラボ曲「チャイナタウン」、また今年に入りリリースされた新曲「ストップ・メイキング・ディス・ハート」「ハウ・デア・ユー・ウォント・モア」などの楽曲を収録。ブルース・スプリングスティーンに関しては、、同じニュージャージー州出身のアーティストとして多大なる影響を受けていると、ジャックは以前より語っており、世代を越えた大型コラボとして注目を集めた楽曲だ。
これまで2作のオリジナル・アルバムをリリース。他アーティストのプロダクションを通じても確立してきた、幸福感に満ちたキャッチーなポップ・トラックと、深みのあるメロディーが合わさった、ジャック特有のサウンドに、更にノスタルジアを感じさせるシンセポップやスタジアム・ロックの影響が全面に打ち出されている作品となりそうだ。
発売・販売元 提供資料(2021/06/18)
ロック・バンド、ファンのメンバーで、いまやUSポップ界きってのヒットメイカーにもなったジャック・アントノフのソロ・プロジェクト。この通算3枚目のアルバムでは彼らしいメインストリーム感たっぷりの楽曲を収録しつつ、一方でブルース・スプリングスティーンが参加した"Chinatown"などフォーキーでノスタルジックな側面も目立ち、それらが素晴らしい出来栄え。アメリカーナ好きにもぜひ聴いてほしい快作。
bounce (C)赤瀧洋二
タワーレコード(vol.453(2021年8月25日発行号)掲載)