お取り寄せの商品となります
入荷の見込みがないことが確認された場合や、ご注文後40日前後を経過しても入荷がない場合は、取り寄せ手配を終了し、この商品をキャンセルとさせていただきます。
フォーマット |
CD |
---|---|
構成数 |
2 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2021年06月19日 |
---|---|
規格品番 |
ALT482 |
レーベル |
|
SKU |
4543638004829 |
矢張りドヴォルザークなくして語れない!
音楽の本質まで深く彫琢された迫真のドラマ
世界を股にかけ活躍し、チェコでは「空飛ぶ指揮者」「音楽大使」と呼ばれ、日本では「チェコのカラヤン」とのキャッチフレーズで親しまれたスメターチェクの偉大な演奏集。チェコ・フィルとあわせて「チェコ3大オーケストラ」と言われるプラハ交響楽団、プラハ放送交響楽団との共演です。《新世界》は得意の演目でありながら商業録音が残されておらず、当録音の価値は計り知れません。絶妙にして圧巻、期待以上の名演が展開されます。第6番もまたスメターチェクがしばしば取り上げた作品で、深い楽曲理解が生み出す香り立つような音楽がたまらぬ魅力です。
《新世界》の録音は宇野功芳氏が著書『新盤・クラシックの名曲・名盤』の同曲の項でケルテス/ウィーン・フィル盤を至上の名演と紹介しつつ、併せてこのスメターチェクの演奏に触れ「土俗的な迫力と芸術的な鋭さ、深さはケルテスの上を行く」と評したことで有名になったもの。ALTUSリマスターによる音質向上でこの名演がさらに楽しめるようになりました。
「(交響曲第6番は)単にお国物という以上に、スメターチェクの楽曲分析の深さと、それを実際の音とする手腕の確かさが印象的である。例えば第1楽章、ピアニシモの冒頭から48小節をかけて練習記号A、フォルテシモの圧巻の主題呈示(グランディオーソ)を導く部分など、他の多くの指揮者がたどり着くまでに表現の沸点を迎えてしまう中、スメターチェクはAに至って初めて、偉大なものを見たときに感じるような圧倒的な存在感の表出に成功している。」「(《新世界より》は)冒頭から弦楽器群の血の通った濃厚な響き、金管、打楽器の強奏強打、木管のニュアンス豊かな吹奏、アクセントやクレッシェンドの強調、緊張と弛緩の交代も絶妙で、極めて彫りの深い表現を生み出している。そして、各楽章の決め所やコーダでは、先の作品でも述べてきたような「ため」や加速と伴ったドラマティックなテンポ変化と、各楽器の最強奏により圧巻のクライマックスを形成しているのである。」(ブックレット所収の板倉重雄氏の解説より)
キングインターナショナル
構成数 | 2枚
ドヴォルザーク:
[CD1] 交響曲第6番 ニ長調 Op. 60 / B 112
[CD2] 交響曲第9番 ホ短調《新世界より》 Op. 95
【演奏】
[CD1]プラハ交響楽団
[CD2]プラハ放送交響楽団
ヴァーツラフ・スメターチェク(指揮)
【録音】
[CD1]1975年(セッション、ステレオ)
[CD2]1974年(ライヴ、ステレオ)
-
1.[CD]
-
2.[CD]
「新世界」は絶対王者ケルテス/ウィーンフィル盤が圧倒的過ぎて、これまでどのCDを買っても何かしら不満がありお金をドブに捨てる思いを散々繰り返していたが、やっとケルテスと並んで愛聴できそうな演奏に巡り会えた!ティンパニの強打や鋭いオケのスピード感が爽快だが、対照的にしみじみと遠い昔を懐古するような情緒も漂わせ、土俗的でありながら気品のある演奏。宇野氏が昔ケルテス盤に次いで推薦していたシルヴェストリやクレンペラーはちいとクセ強でハマれなかったがこの盤はしばらくハマりそうだ。6番も大好きな曲だがこれまた名演で嬉しい限り!やや牧歌的なケルテス/ロンドンの名演と較べるとよりドラマチックな演奏。同じチェコのノイマンはあまりに真面目過ぎて面白くないので、(※個人の見解)お国物というよりはやっぱりその人の個性だと思う。
発売前だが、知る人ぞ知る名匠スメターチェクの名演久しぶりの復活(日フィルとの新世界はさすがにもう望めないのだろうか)。音質向上にも期待したい。まだpragaからは、シェエラザードやショスタコ3番(歌詞はチェコ語)も出ていたはず。いずれも名演だった。ぜひ第3集で!