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在庫わずか| フォーマット | CDアルバム |
| 発売日 | 1999年10月16日 |
| 国内/輸入 | 輸入 |
| レーベル | DG Deutsche Grammophon |
| 構成数 | 2 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | 4530972 |
| SKU | 028945309729 |
構成数 : 2枚
合計収録時間 : 02:36:00
【曲目】
ブラームス:交響曲全集(第1~4番)
【演奏】
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィル
【録音】
1977~78年、ベルリン、フィルハーモニー

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ベルリンフィルのブラームス交響曲全集には基本的に3つの名演があると思う。
まずフルトヴェングラーの怒涛のような爆演、カラヤンの全集。そしてアバドの全集。
これらの名盤はアバド・シェフ時代の晩期にベルリンフィルの音が薄軽になる前の全集である。
カラヤンは3つ全集を作っているが、基本的にはどれを聴いても同じ。あとは、好みだの録音の問題。
フルトヴェングラーの全集(1番は旧グラモフォン、2-4番は旧EMIをまたぐ)は全部ライヴだから当然、力こぶる。
それに比べると、カラヤン盤は随分おとなしく冷静な感じがする。
人間の耳とはおかしなもので、物理的には当然カラヤンが優秀録音なのだが、聴いていると咳だらけのフルトヴェングラーの方がよい音に聴こえたりする。特に深夜に小音量で聴いてたりすると音の差なんてほとんど問題にならなくなる。
なにがよい音なのか。古い録音=ダメなワルイ音ではないらしい。
古い音も活きて働く音ならよい音になりうる。
その一瞬を見事に切り取った音こそが、生々しいよい音なのだとしよう。
そうすると、我々は随分間違っていることになる。
高いステレオ装置合戦でオーディオ論議などしているのはまったく時間と金の浪費だ。
フルトヴェングラーはそのことに気付いていたのだろう。カラヤンだってそうだ。3つも同じような全集を作ってベルリンフィルの金蔵を満たしてやっただけだ。
アバドは静観していたのだ。だからフルトヴェングラーのブラームスを勉強して、とうとうフルトヴェングラーの音と方法がアバドに憑依したようにも見える。
こうやってみると、カラヤンはフルトヴェングラーとアバドの間にはさまっておとなしい・冷静な・無難なブラームスを作ったように思えるのだが違うのだろうか。
4番をいつもより少し小さめの音で聴いたカラヤンのブラームス交響曲の感想である。