2021年グラミー賞「最優秀楽曲賞」にノミネートされたカナダの新鋭シンガー・ソングライター=JP Saxe (JPサックス)のデビュー・アルバム 『Dangerous Levels of Introspection』
2019年の10月にリリースしたジュリア・マイケルズとのデュエット・ソング「イフ・ザ・ワールド・ワズ・エンディング」は全世界で12億回再生を突破し、MVが約1億3千万回再生を記録。2021年のグラミー賞「最優秀楽曲賞」にもノミネートされたカナダの新鋭SSW、JPサックス。2020年の2月にリリースしたデビューEP『ホールド・イット・トゥギャザー』は、TIME誌で絶賛を浴び、全8曲中5曲が「5 Best Songs of the Week」として紹介されるなど、音楽批評家から高い評価を集めた。デビュー・アルバムとなる本作は、先行配信されていた「ライク・ザット」や大ヒット曲「イフ・ザ・ワールド・ワズ・エンディング」を収録した全13曲で構成されており、グラミー受賞アーティストでプライベートでの交際にも発展したジュリア・マイケルズやビリー・アイリッシュの兄でありプロデュースを手掛けるフィニアス・オコネル、「ライン・バイ・ライン」でコラボレーションをしたマレン・モリスが参加。人間本来の深層心理や、エモーショナルな世界観を作り出すJPサックスの音楽に華を添えている。
発売・販売元 提供資料(2021/05/28)
If The World Was Ending(2019年)が第63回グラミー賞の〈最優秀楽曲〉部門にノミネートされたことでワールドワイドな注目を集めた、トロント出身のシンガー・ソングライターによるファースト・アルバム。全曲で親しみやすいメロディーを奏でており、余計な装飾がない手堅いプロダクションもグッド。ヴォーカルを丁寧に聴かせる静謐な曲が多い一方で、"Tension"では叙情的かつ壮大な曲調に合わせて絶叫するような歌唱を披露するなど、抑揚をつけたアルバムの構成には高いエンタメ性が際立っている。亡くなった母親に捧げた"Sing Myself To Sleep"を筆頭に、情感を鮮やかに描いた歌詞も上質だ。R&B、ロック、ジャズといった要素を上手くまとめるアレンジ能力も光る。
bounce (C)近藤真弥
タワーレコード(vol.452(2021年7月25日発行号)掲載)