咆哮ガレージバンド2ndアルバム!まだまだあふれ出る青春のなさけなさ!
銀杏BOYZ直系!?ガレージの荒々しさが際立つ一方、それはロマンティックで繊細な心情を表現する際の照れにも思える。アンバランスな青さにドキッとします!リード曲(1)の1音目から間違いなし!ドレスコーズ等らも在籍のスプートニクラボからのリリース。2018年結成。福岡で怒涛の活動中!突然少年との2マンが観たくなります。
(C)アリオモール蘇我店:滝野 多朗
タワーレコード(2021/08/06)
福岡在中、平均年齢22歳、3ピース仔犬ロックンロールバンド、くっつくパピーの2ndアルバム。1stアルバムより約1年5カ月振りとなる今作は銀杏BOYZ、THEピーズ、毛皮のマリーズ、Droogなどの影響を強く感じる、スプートニクラボ直系の申し子と言うべき前作のエネルギーを更にグレードアップさせ、荒々しいだけでなく、キャッチーかつソリッドな要素も兼ね備えた問答無用のロックンロールアルバムに仕上がっている。 (C)RS
JMD(2021/05/21)
福岡在中、平均年齢22歳、3ピース仔犬ロックンロールバンド 2ndアルバムの登場。
1stアルバムより約1年5カ月振りとなる今作は銀杏BOYZ、THEピーズ、毛皮のマリーズ、Droogなどの影響を強く感じる、スプートニクラボ直系の申し子と言うべき前作のエネルギーを更にグレードアップさせ、荒々しいだけでなく、キャッチーかつソリッドな要素も兼ね備えた問答無用のロックンロールアルバムに仕上がっている。
儚いロマンチックな映画のような歌詞と壮大なメロディが終末感漂う2021年という時代に確実に刺さるであろうエモーショナルなナンバー「浪漫主義」で幕を明け、ジョニー・サンダーズ&ザ・ハートブレイカーズの名曲と同タイトルのパンク魂全開、反逆魂をぶちまける「Born to Lose」、タイトル通り駄目人間賛歌と言うべき「駄目人間」と冒頭の3曲で完全にリスナーはノックアウトされる事は間違い無い。
往年のロックスターが27才で早死にした事と自らの苛立ちを結びつけた「27」はストレートでありながら絶妙なユーモアとアイロニーも感じさせるセンスが素晴らしく、タイトルがダブルミーニグになっている「惰性ダセー」、劣等感に苛まれた心境を見事に端的に描き切った「怪物」、ピュアなラブソング「君の海になれたら」「月の兎」等、Vo,Gモウリユウスケの詩人としての才能が炸裂しており、キャッチーな作曲センスと相まって、次世代ロックンロールを担う詩人とも言うべき可能性をアルバム全編に渡り見せつけてくれている。
若さ故の衝動が見事にポップなロックンロールアルバムとして昇華された全11曲は1stアルバムから驚くべきスピードで進化した姿を見せつけている。
今後のくっつくパピーの活躍に要注目である。
発売・販売元 提供資料(2021/05/20)
平均年齢22歳、福岡発の3ピース・ロック・バンドが放つ2作目。ジャガジャーンと響くギターと終末感の漂う詞世界に恍惚とするミディアム・ナンバー"浪漫主義"、一転して銀杏BOYZイズムを孕んで突っ走るファスト・チューン"駄目人間"、苛立ちを募らせながら〈つまんないことはしたくないんです〉と吼える"27"など、若き衝動がキラキラと迸っていてひたすら眩しい。ワードセンスやメロディーも耳馴染み良し。
bounce (C)田山雄士
タワーレコード(vol.452(2021年7月25日発行号)掲載)