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クラシック
CDアルバム

シューベルト: 交響曲第7番「未完成」&小葬送音楽、ローランド・モーザー: エコーラウム(響きの部屋)

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フォーマット CDアルバム
発売日 2021年06月11日
国内/輸入 輸入
レーベルSony Classical
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 19075814432
SKU 190758144320

構成数 : 1枚
合計収録時間 : 01:00:42

【曲目】
1. シューベルト:アンダンテ ロ短調D 936a(ローランド・モーザーによる管弦楽編曲版)
2. シューベルト:交響曲第7番 ロ短調 D 759「未完成」
3. シューベルト:九重奏曲「小葬送音楽」D 79
4. ローランド・モーザー:「エコーラウム(響きの部屋)」~シューベルトの九重奏曲「小葬送音楽」D 79に基づく
5. シューベルト:ドイツ舞曲D 820(ヴェーベルンによる管弦楽編曲版)

【演奏】
ハインツ・ホリガー(指揮)
バーゼル室内管弦楽団

【録音】
2020年8月21~28日
スイス、バーゼル、ドン・ボスコ教会

  1. 1.[CDアルバム]
    1. 1.
      Andante h-Moll D 936a~[Excerpt]
    2. 2.
      Sinfonie Nr. 7 h-Moll D 759 "Unvollendete"~I. Allegro moderato
    3. 3.
      Sinfonie Nr. 7 h-Moll D 759 "Unvollendete"~II. Andante con moto
    4. 4.
      "Franz Schuberts Begrabniss-Feyer" fur 9 Blasinstrumente es-Moll D 79
    5. 5.
      Echoraum zu 'Franz Schuberts Begrabniss-Feyer" D79
    6. 6.
      Deutsche Tanze Op. posth. D 820

作品の情報

商品の紹介

巨匠ハインツ・ホリガーとバーゼル室内管による空前の「シューベルト:交響曲全集」完結編。
ついに「未完成」登場!

世界的なオーボエ奏者であり、独自の語法を持つ作曲家、そして聞き古された作品から新たな美を見出すことができる卓越した指揮者――ここ数年、マルチ・ミュージシャンとしての多彩な活動がクローズアップされているハインツ・ホリガー。2019年に80歳を迎え、同年秋にはその音楽活動の総決算ともいうべき「80歳記念コンサート」を日本で開催し、4つのオーケストラで自作とシューベルトやシューマンを指揮し、オーボエ奏者としても自作や室内楽に参加し、音楽家としての空前の活躍ぶりを披露したことは記憶に新しいところです。
今回のアルバムは、2019年5月のホリガー80歳の誕生日を寿ぐべく、2018年の『グレート』から開始されたバーゼル室内管弦楽団とのシューベルトの交響曲全集録音の第5弾にして完結編です。これまでの4作品は、FONOFORUM誌、GRAMOPHONE誌などで演奏・録音ともに最高得点を獲得し絶賛されていますし、日本盤が発売された『ザ・グレート』は「レコード芸術」特選盤に選定されました。ホリガーは、シューベルトの交響曲の特質について「マーラーと同じで、可愛らしい響きや、ウィーンの酒場でワインを飲み明かすような世俗性が、一瞬にして恐ろしい死の淵をのぞかせる音楽。明るい色彩感は常に暗闇や深淵と隣り合っている」と指摘し、楽器によってピリオド楽器を使用することで「響きの透明感や陰影」を獲得できることを強調しています。
全集の最終巻でついにシューベルトの最も深遠な作品である「未完成交響曲」に辿り着いたホリガーは、きわめて個性的な音楽を組み合わせています。「未完成交響曲」はシューベルトが完成した2楽章のみを取り上げ、アルバムの中心には、シューベルトが16歳の時に書いた、謎めいた九重奏曲――「シューベルトの葬送音楽」もしくは「小葬送音楽」として知られる――を置いているのです。さらに、この若書きの九重奏曲をもとにスイスの作曲家ローランド・モーザー(1943-)が書いた「エコーラウム(響きの部屋)」を続け、アルバムの冒頭と最後には、このモーザーとヴェーベルンがそれぞれ編曲した「アンダンテ」と「ドイツ舞曲」を置くという凝った組み合わせになっています。(1/2)
ソニー・ミュージック
発売・販売元 提供資料(2021/05/07)

シューベルトに私淑する作曲家モーザーは、この「小葬送音楽」についてこう語っています:「1813年9月19日、16歳のシューベルトは9つの管楽器のために、変ホ短調で短い曲を書きました。これは私たちにとって非常に不可解でした。『小葬送音楽』というタイトルが彼の手によってつけられたどうかは議論の余地があります。それは自分自身の葬式をイメージしたのでしょうか? シューベルトが「死」を近しいものだと考えていたこと、また「死」をその音楽で繰り返し取り上げているという事実は、今ではこの作曲家についての常識となっています。シューベルトにとっての「死」という意味の重要さは、『未完成交響曲』に通じると考えられます。私の作曲した『響きの部屋(エコーラウム)』はシューベルトの原曲の編成に12の低弦とティンパニを追加し、日没前に長い影が地面に見えるようになるのと同じように、モチーフは非常にゆっくりとした動きで時間とともに引き伸ばされます」。

聴く者の肺腑を抉るような壮絶な「未完成交響曲」を、このような個性的な音楽と組み合わせるのは、ホリガーがシューベルトの作品に寄せる大きな愛着ゆえのこと。これによって、常に死と隣り合わせに存在するかのようなシューベルトの音楽の深淵が、独自の形で見えてくるかのようです。(2/2)
ソニー・ミュージック
発売・販売元 提供資料(2021/05/07)

This album closes out the cycle of Schubert symphonies by the Kammerorchester Basel under conductor Heinz Holliger. The orchestra has already recorded the work usually known as the Symphony No. 9 in C major, D. 944 (The Great), and this one contains the next-to-last symphony, the two-movement torso generally known as the Unfinished, the Symphony No. 8 in B minor, D. 759. Nevertheless, Holliger settles on the theme of death here, rather than in the Symphony No. 9, and annotator Roman Brotbeck points out, following Holliger, that the Unfinished has rarely been approached this way. The biographical justification is that around the time of the Unfinished, Schubert became aware that he had syphilis, which he would have known was a death sentence sooner or later. Holliger responds to this idea with an unusually sober, deep interpretation in which the Kammerorchester Basel sounds much larger than it is. There is not a bit of Viennese gemutlichkeit here, and the opening of the first movement is profound and mysterious. Things get more unorthodox still in the rest of the program. Holliger begins with an orchestration of a fragment left unfinished by Schubert at his death; probably intended as part of a symphony, this two-line Andante in B minor seems to be cut from the same cloth as the Unfinished slow movement. Then there is the rarely played Franz Schuberts Begrabnis-Feyer, D. 79, a nonet written by Schubert when he was 16 for his own funeral celebration (no one is quite sure why), and also known as Eine kleine Trauermusik. Holliger suggests that this very odd little piece contains thematic links to the later works on the program, and he includes a modern Echoraum, an elaboration or reflection on it, by Roland Moser, also the orchestrator of the Andante in B minor. Finally, there is the orchestration of the posthumously discovered Six German Dances by Anton Webern, just slightly off-kilter from Schuberts keyboard originals. This is an entirely unorthodox Schubert release that will hold the listeners attention from beginning to end.
Rovi

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