Return Of The Mack (25th Anniversary 180gram Purple Vinyl)

90年代中盤に世界的一大センセーションを巻き起こした、UKが生んだR&Bシンガー、マーク・モリソン。彼の記念すべきデビュー・アルバムであり90年代のダンスフロアを席捲したR&Bクラシック・アルバム『RETURN OF THE MACK』が、発売25周年を記念した180グラム重量盤パープル・アナログ盤となって登場! 新世代ヒップ・ホップ/ラップ・アーティスト達からも熱い注目を集める彼のエヴァーラスティングな名曲が、今再び輝きを放ち始める…!

1996年4月22日、それまで一部の人達にしか知られていなかった一人の男が、ほぼすべてをセルフ・プロデュースで作り上げたデビュー・アルバムを発表、その一枚で世界的な一大センセーションを巻き起こしていった。リード・シングルは全英チャート1位を記録、全米でも2位を記録したのを始め世界各国でヒットを記録、世界中のクラブフロアを揺るがす90年代における最もヒットした曲の一つとなったのだ。その男の名はマーク・モリソン。そしてこのUKが生んだ黒人R&Bシンガーを一気に世界的なスターダムへと導いていった大ヒット・シングルが「Return Of The Mack」であり、その曲を収録したデビュー・アルバムが、この『Return Of The Mack』だ。

全米で実に40週にわたりチャート・インを続け、プラチナム・ディスクを獲得、イギリスでもダブル・プラチナムを獲得し、全世界で300万枚を超えるセールスを記録した大ヒット・アルバム『RETURN OF THE MACK』の発売25周年を記念して、このR&Bクラシック・アルバムが180グラム重量盤パープル・アナログ盤となってリリースされることとなった!(1/2)

楽曲「Return of the Mack」はまさに現象という言葉に相応しいものだった。作詞作曲/レコーディング/プロデュースの全てをマーク・モリソンが手掛けたこの曲はビルボード誌から「UKが生んだマーク・モリソンは、アメリカのR&Bシーンを意気消沈させるほどのクオリティを持つ曲を創り上げた」と絶賛され、全英・全米を始め世界各国に一大センセーションを巻き起こしたのだ。この90年代を代表するヒット曲を収録するこのアルバム『RETURN OF THE MACK』からは、No. 1となった「Return of the Mack」を始め、6位を記録した「Crazy (remix)」、8位を記録した「Trippin」、5位を記録した「Horny」、そして7位を記録した「Moan and Groan」という5枚の全英Top 10シングルが生まれ、マーク・モリソンはブリティッシュ・ポップ史において初めてデビュー作から5曲を全英チャートTop 10に送り込んだアーティストとして、歴史に名を刻み込んでいる。

その後まさに波乱万丈の人生を送っていく彼だが、彼が90年代半ばに発表したこの「Return of the Mack」という曲は様々なアーティストにサンプリングされてきたのだが、ここ最近のUK R&Bの再興の流れの中で今再び注目を集め始めている。今年の初め、ウェブ・メディアであるUProxxはTrippie ReddやDaniLeigh、Toosii、Blac Chynaといった新世代ラッパーへこのクラシック・トラックを紹介し、Bobbie Sessionsは「今まで作られてきた曲の中でも最高峰に位置する曲だ」と絶賛、BRS Kaxhも「間違いなくこれはクラシックだ、決して消えることはないね」とコメントを残している

月にはG-Eazyが「Return of the Mac」をサンプリングした楽曲「Provide」を発表、クリス・ブラウンとマーク・モリソンをフィーチャリングしたこの曲は、YouTubeでは700万回をこえる再生数を記録、Spotifyでは現在2,200万回をこえる再生数を記録。また「Return of the Mac」はGoogleやMcDonalds、Uber Eatsといったグローバル・ビッグ・ブランドの広告にも使われるなど、再評価の波が確実に押し寄せてきていると言えるだろう。(2/2)

Although it's not unique, Mark Morrison has a stronger voice than many of his urban soul peers, especially if he is just ranked among his British contemporaries. He doesn't have an ear for strong songs, and his production team is a little bland, but when they hit upon the right formula, like they do on the title track of Return of the Mack, the result is highly entertaining dance-pop. ~ Stephen Thomas Erlewine