アルゼンチンが生んだフォルクローレの最高峰である音楽家アタウアルパ・ユパンキ(1908ー92)。そして"竹村オフィス&サンビーニャ"レーベルの前身である"テイクオフ&サンビーニャ"時代にリリースした『アタウアルパ・ユパンキ 1963~1966』(TKSB-007)以来3年4ヶ月ぶりとなる待望のシリーズ最新作がいよいよ登場することになりました。
ユパンキは幼少のころに民謡の宝庫でもあるアルゼンチンの最北部に移り、そこで音楽の土台を築きあげます。20歳ぐらいになるとそんな伝統音楽を吸収した作曲も開始し、1936年、28歳で初めての録音を経験。それから50年代になると渡欧しそこで名声を確立すると、アルゼンチンとヨーロッパを行き来して録音をたくさん残し、ついには世界中の音楽ファンから親しまれるようになりました。さらに64年には記念すべき初来日も果たしています。
そして本作『アタウアルパ・ユパンキ 1966~1968』では、前作で「追われる身のパジャドール」を収録するため、許容時間の関係から割愛していた66年録音の[1][2][3]の名演唱からスタート。ユパンキは66年と67年にも続けて来日しましたが、その折に日本で作曲した[6]などの録音を残しました。その後母国に戻った彼が67年8月に録音した曲が[4]~[10]に収められています。翌年60歳になったユパンキは活動の拠点をパリへ移し、そこで残したのが[11]~[17]の7曲で、特に[11]「働くさ、俺は働きたい」 や[13]「私は自由」 [17]「熟れたトウモロコシの踊り」 は特筆すべき内容となっています。
さらにボーナス・トラックとして、ユパンキがコンサートなどで好んで弾いたメキシコのマヌエル・ポンセのおなじみの名曲「エストレジータ」、来日時に魅了された「中国地方の子守唄」をユパンキ流にアレンジした「ねんころろ」 を収録。また初来日時に日本を去るにあたり、再び訪れることはないと感じていたユパンキが日本の印象を語る「さらば日本」 も聞きものです。
なお、ユパンキの世界をご理解いただけるように、これまで通り収録曲のうち歌と朗読にはもれなく邦訳や大意を紹介しています。
発売・販売元 提供資料(2021/06/08)
アルゼンチンが生んだフォルクローレの最高峰である音楽家アタウアルパ・ユパンキ(1908-92)。そして"竹村オフィス&サンビーニャ"レーベルの前身である"テイクオフ&サンビーニャ"時代にリリースした『アタウアルパ・ユパンキ 1963~1966』以来3年4ヶ月ぶりとなる待望のシリーズ最新作がいよいよ登場! (C)RS
JMD(2021/05/12)