2018年のレイ・デイヴィスによる再結成発言以降、その周辺がにわかに騒がしいキンクスの、64年から68年までの、BBCに残された放送用のライヴ音源を52トラック収録したアルバムがリリース!
日本ではなかなか理解が進まない一面があるバンドだが、シェル・タルミーのプロデュースの下、ビート・バンド然としたデビュー当時の64年から、そのサウンドが大きく変化しはじめ全盛期へと向かおうとする68年までという初期のライヴ録音は、コンセプトに基づいたアルバム作りが評判になる前の、意外と見過ごされがちなロックンロール・バンドとしての演奏が楽しめる。
デビューから3枚目のシングルで、全英No.1となった名曲「You Really Got Me」リリース1ヶ月後の演奏から、出したシングルのほとんどがチャート上位にランクインしていた68年まで、まさにキンクスがヒットメイカーだった時代に、英国BBCで放送されたスタジオ・ライヴなどをまとめた録音集だ。キンクスは66年のアルバム『フェイス・トゥ・フェイス』から、社会風刺的な世界観が楽曲に見えるようになり、コンセプト・アルバムを志向していく中で確固たる評価を獲得していくのだが、どうしてもレイ・デイヴィスが表現する世界観や楽曲の妙といったところに注目が集まりがちだった。しかしここでは、ミック・エイヴォリーとピート・クウェイフのリズム隊のグルーヴの凄さや、コーラスの彩りなど、バンドの演奏家としてのポテンシャルが見えてくるのが興味深い。67~68年頃の楽曲では、そこから逆説的に、楽曲の面白さも見えてくる。ビート・バンドとしてのキンクスが楽しめる、ブリティッシュ・ビート・ファンにはたまらない音源集だ。
発売・販売元 提供資料(2022/08/18)
2018年のレイ・デイヴィスによる再結成発言以降、その周辺がにわかに騒がしいキンクスの、1964年から68年までの、BBCに残された放送用のライヴ音源を52トラック収録したアルバムがリリース!日本ではなかなか理解が進まない一面があるバンドだが、シェル・タルミーのプロデュースの下、ビート・バンド然としたデビュー当時の64年から、そのサウンドが大きく変化しはじめ全盛期へと向かおうとする68年までという初期のライヴ録音は、コンセプトに基づいたアルバム作りが評判になる前の、意外と見過ごされがちなロックンロール・バンドとしての演奏が楽しめる。 (C)RS
JMD(2021/07/01)