前作『Visions Of A Life』がマーキュリー賞に輝き、今やUKロック界を背負う若手の代表格となったウルフ・アリス、約4年ぶりとなる3rdアルバム完成!『Visions Of A Life』ツアーを終え、イギリス南西部にあるサマセットのAirbnbに籠って書き下ろしたデモ音源を元に、マーカス・ドラヴス(アーケイド・ファイア、ビョーク、マムフォード&サンズ)をプロデューサーに起用して制作。ボーカルのエリー・ロウゼルが描くストーリーがコアとなり、バンドが新しく獲得した大胆さと繊細さが同居する傑作! (C)RS
JMD(2021/04/13)
前作『Visions Of A Life』がマーキュリー賞に輝き、今やUKロック界を背負う若手の代表格となったウルフ・アリス、約4年ぶりとなる3rdアルバム完成!
『Visions Of A Life』ツアーを終え、イギリス南西部にあるサマセットのAirbnbに籠って書き下ろしたデモ音源を元に、マーカス・ドラヴス(アーケイド・ファイア、ビョーク、マムフォード&サンズ)をプロデューサーに起用して制作。
ボーカルのエリー・ロウゼルが描くストーリーがコアとなり、バンドが新しく獲得した大胆さと繊細さが同居する傑作!
■日本盤ボーナス・トラック収録
■解説・歌詞・対訳付
発売・販売元 提供資料(2021/04/09)
ロンドンの4人組が愛を歌う3年ぶりの新作はオルタナ・ロックならではのヒリヒリとした感覚を残しながらメインストリームで勝負できるダイナミックさを見事、手に入れた。それが顕著に表れた80s風ポップ・バラード"How Can I Make It OK"からの激情パンク"Play The Greatest Hits"という流れには思わず眩暈を感じずにいられないが、それこそがウルフ・アリスの本質なのだろう(それを象徴するのが最新のアーティスト写真における紅一点シンガー、エリー・ロウゼルのゴシック・ファッションか)。その軸がぶれない限り、トラッド・フォークからヒップホップまで音の幅を広げてもその世界観が揺らぐことはなさそうだ。包容力を身につけた成長はクランベリーズの軌跡とちょっと重なったりも。
bounce (C)山口智男
タワーレコード(vol.451(2021年6月25日発行号)掲載)