ZZ TOPのフロントマン、ビリー・ F・ギボンズの2018年作品『ビッグ・バッド・ブルース』以来3年ぶりの3枚目のソロ・アルバム。カリフォルニア州のパーム・スプリングス近くのハイ・デザートにあるエスケープ・スタジオで録音され、ギボンズのほか、前作にも参加していたマット・ソーラム、マイク・フィオレンティーノの共同プロデュース作品で、追加プロダクションを提供しているチャド・シュローサーがエンジニアを担当。アルバムのタイトルは、1980年代半ばにギボンズやZZトップと仕事をした伝説のレコーディング・エンジニア、故ジョー・ハーディへの敬意を表したもの。 (C)RS
JMD(2021/03/27)
ZZ TOPのフロントマン、ビリー・F・ギボンズの2018年作品『ビッグ・バッド・ブルース』以来3年ぶりの3枚目のソロ・アルバム。
カリフォルニア州のパーム・スプリングス近くのハイ・デザートにあるエスケープ・スタジオで録音され、ギボンズのほか、前作にも参加していたマット・ソーラム、マイク・フィオレンティーノの共同プロデュース作品で、追加プロダクションを提供しているチャド・シュローサーがエンジニアを担当。
ガンズ・アンド・ローゼズ、ヴェルヴェット・リヴォルヴァー、カルトなどで活躍したヴェテラン・ドラマー、マット・ソーラムがドラムも担当し、オースティン・ハンクスがギターで参加。また、以前から親交のあるラーキン・ポーも1曲参加。
アルバムのタイトルは、1980年代半ばにギボンズやZZトップと仕事をした伝説のレコーディング・エンジニア、故ジョー・ハーディへの敬意を表したもの。
全12曲中、11曲がオリジナル曲で、全2作以上にロック色が濃く、幅広いアプローチが見られるが、ビリー・ギボンズの芸術性の特徴である際立ったトーンとうなるヴォ―カルが本作でも十分発揮され、伝統的なハード・ロック、ネオ・メタル、カントリー・ロック、ニュー・ウェイヴ、ブルース、さらにはサーフ・ミュージックなどの要素が盛り込まれた全ロック・ファン必聴の作品。
ギボンズは本作に関し、以下のようにコメント。「私たちは、夏の暑い時期に数週間砂漠にこもっていましたが、それ自体がかなり強烈だった。このアルバムでは、そのストレスを解消するために、ただ"ロックする"ことに専念した。それが『ハードウェア』の真骨頂だ。ほとんどが猛烈なロックでありながら、砂漠の暗黙の神秘性を常に意識している」
発売・販売元 提供資料(2021/03/26)
ZZトップのフロントマンが『The Big Bad Blues』(2018年)以来となるソロでのサード・アルバムを完成。パームスプリングス近くにある砂漠のスタジオを根城に録音され、演奏したマット・ソーラム&マイク・フィオレンティーノとの共同プロデュース。アレンジは伝統的なハード・ロックやカントリーやブギ、サーフ・ロックまでさまざまで、ブルースやロックンロールの美意識に則った歌世界も含めて後進には書けなそうな歌が詰まっている。
bounce (C)狛犬
タワーレコード(vol.451(2021年6月25日発行号)掲載)